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    <title>electricsheepdreamsの映画★感想</title>  
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    <description>映画感想文</description>  
    <dc:language>ja</dc:language>  
    <dc:creator>parttime_killer</dc:creator>  
    <dc:rights>Copyright 2009</dc:rights>  
    <pubDate>Thu, 6 Aug 2009 21:32:25 +0900</pubDate>  
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      <title>electricsheepdreamsの映画★感想</title>  
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      <description>映画感想文</description> 
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    <item> 
      <title>「サマーウォーズ」</title>  
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      <description> <![CDATA[  
「時かけ」のスタッフ再集結の一作。「家族」がテーマ。予想外の展開なく進むストーリー、お約束のキャラ設定にもかかわらず面白かった。多すぎると思えたキャラクターもすっきりと整理されている構成は素晴らしいと思った。人によってはご都合主義だと感じるかもしれない。
 ]]> </description>  
      <dc:subject>映画さ行</dc:subject>  
      <dc:creator>parttime_killer</dc:creator>  
      <pubDate>Thu, 6 Aug 2009 21:32:25 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>「ヱヴァンゲリオン新劇場版：破」</title>  
      <link>http://esdream.exblog.jp/10073904/</link>  
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      <description><![CDATA[<p>
  
新劇場版第二弾。今作からテレビ版および旧劇場版からストーリーが大きく分岐していく。観賞し終えて、旧エヴァが終末に向けてインナーに入っていったのに対して、新エヴァは外側に向かっていくような印象を覚えた。「涙」でレイを助けられなかった人たちの願いがかなったというか。このままシンジとレイのラヴストーリーへと突き進んでいくのだろうか。今作から登場するアスカ、新キャラ・マリの影は薄い。
  
</p>]]></description>  
      <dc:subject>映画あ行</dc:subject>  
      <dc:creator>parttime_killer</dc:creator>  
      <pubDate>Thu, 6 Aug 2009 21:26:59 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>「ヱヴァンゲリヲン新劇場版：序」（2007年/日本）</title>  
      <link>http://esdream.exblog.jp/6074315/</link>  
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      <description><![CDATA[<p>
  
総監督/庵野秀明<br/>
<br/>
<br/>
■人類と使徒との戦いを描いたロボットアニメの再構築劇場版。前劇場版（1997年）より10年の歳月が経て新たに作り直すのであるから、デジタル処理で絵が綺麗になったり、新作カットが追加されているのは当たり前。今回は、１.ストーリーがどう再構築されているのか？２.一本の劇場映画として鑑賞に耐えられるものであるか？（今回は序・破・急・？の四部作）の二点に注目して鑑賞した。一度完結した物語を再び始めるには観る側の眼も厳しくなる、というものだ。<br/>
<br/>
■そもそも、この「序」についていえば面白くないはず、大きな変更があるはず、がないのだ。物語の導入部であるので、新要素を加えることも難しく、基本的なストーリーを変更することも考えにくい。TV版の時点で、物語の序盤は（中盤から顕著になる）グダグダ感もなく、ロボットアニメとしてまとまっているのだから。<br/>
<br/>
■ストーリーは、「主人公シンジがエヴァに乗る」という部分に焦点を当てたものに再構築されていた。「エヴァに搭乗→戦闘→搭乗拒否→搭乗」そのリピート。その割を喰ったのだろうか、序盤のミステリーの担い手となっていた綾波レイの存在は薄くなっている。このレイの扱いには作り手の計算を感じる。次回以降の綾波レイの扱いに注目だ。<br/>
<br/>
■一本の劇場映画としても、TV版や前劇場版と異なった形の伏線を張りつつ、クライマックスで盛り上げて、一応収斂させていたので一安心。だったら10年前に「DEATH」（TVシリーズのリミックス版）など作らずに、最初からこの新劇場版を作れば良かったのではないかという思いは強い。この作品は端的にいえば、TV版のマイナーチェンジだ。予告編を見る限り、第二弾「破」では怒涛の新展開が予想されるので、それを観てから評価すべき作品だ。とはいえ私は楽しめた。「新劇場版：破」に期待。以上（20070901）
  
</p>]]></description>  
      <dc:subject>2007年公開</dc:subject>  
      <dc:creator>parttime_killer</dc:creator>  
      <pubDate>Mon, 3 Sep 2007 1:23:31 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」(２００２年/米）</title>  
      <link>http://esdream.exblog.jp/6070095/</link>  
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      <description><![CDATA[<p>
  
監督/スティーブン・スピルバーグ<br/>
出演/レオナルド・ディカプリオ、トム・ハンクス<br/>
<br/>
<br/>
■実在した小切手詐欺師の話をレオナルド・ディカプリオ、トム・ハンクスの二大スターとスピルバーグ監督というオールスターキャストで映画化した作品。詐欺師とそれを追う捜査官の息詰まる頭脳戦を期待すると肩透かしを食らうのでご用心。<br/>
<br/>
■この作品を観た印象。前作「マイノリティー・レポート」と今作を観て、スピルバーグは一種のスランプにあるのではないか？と思った。スピルバーグというのはオタクの大将のような人間で、宇宙人と少年の友情やらサメと人間の戦いやら第二次世界大戦の再現といった基本的にオタクの夢を映画にすることで今の地位を築いた監督であると思う。（対象的なのがオリバー・ストーンだと思う）そのオタク臭さがこの作品にはほとんど感じられない（６０年代のファッションやらの風俗の再現にはそういう見方も出来るだろうが）点が不満だったというか物足りなかったのだ。スピルバーグ作品て教えられてなかったらスピルバーグ作品と思わなかったかもしれない。<br/>
<br/>
■誤解して欲しくないのはこの作品が出来の悪い作品では決してないということだ。ただ、追う者と追われる者の間に生まれる友情とも思える親近感（クリスマスの電話のシーンなんて！・・絶句。）やディカプリオ演じる詐欺師とその父親との関係とかの描き方が自分にはどこかで観たように思えてしまい（「ありがち」ともいう）、一つの映画としての印象がとても薄かったように感じた。それと冒頭で主人公が捕らえられているシークセンスが挿入されているために、一つの結末が提示されてしまっていて追跡劇として楽しめなかったということもあるかもしれない。<br/>
　<br/>
■手持ちカメラか何かでブレた画で撮りながら、コマ落ち処理やらＣＧで現実の詐欺をスクリーンに再現してくれれば納得出来たのに・・（「プライベートライアン」の冒頭の感じで）。あとちょっと長尺すぎた。軽い気持ちで観るにはいい映画かもしれません（長いけど）。<br/>
以上。<br/>
<br/>
(05252003)<br/>

  
</p>]]></description>  
      <dc:subject>映画か行</dc:subject>  
      <dc:creator>parttime_killer</dc:creator>  
      <pubDate>Sun, 2 Sep 2007 11:35:09 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>「ベストガイ」（１９９０年・日本）</title>  
      <link>http://esdream.exblog.jp/6070090/</link>  
      <guid isPermaLink="true">http://esdream.exblog.jp/6070090/</guid>  
      <description><![CDATA[<p>
  
■村川透監督作品。青島刑事として湾岸署に配属されたり雪山でテロリストと戦うずっと前、まだ「カンチ」と呼ばれる前の織田裕二主演作。トップ・パイロットだけに与えられる称号「ベストガイ」を目指すパイロット達の友情、戦い、恋愛模様を描いたアクション大作。もしくはリクルート効果を期待した（？）航空自衛隊全面協力の和製「トップガン」。<br/>
<br/>
■寒い。大空を舞台にした男たちの熱いドラマのはずなのになんだろうこの上空一万メートル級の寒さは！「ベストガイ」は米映画「トップガン」をそのまま舞台を日本に移してパクった・・いやリスペクトした志ローな作品である。肉親が戦闘機乗りで事故で死んでいたり、その肉親と上官が知り合いだったり、さらには多忙な訓練中の最中に女性といい関係になったり、似たようなキャラのライバルがいたりと本当にトップガンそのまま。当然トム・クルーズ同様に織田裕二も挫折するが「俺はベストガイになることに決めた・・。」と言って簡単に復帰する。<br/>
<br/>
■異なるのは憲法9条に縛られている自衛隊が舞台になっていることだけだ。すなわち実戦シーンなし。従って「ベストガイ」はパイロット達が厳しい訓練に明け暮れる姿を淡々とドキュメント・タッチで描いている・・・それなら良かったのだが・・ただ高価なF-15戦闘機と高価な航空燃料を使って遊んでいるように見せてしまうのがベストガイ風。（バブル期製作）<br/>
<br/>
■今作の愛すべきところは劇中で「『トップガン』より上の最高なヤツ、それが『ベストガイ』だ！」と登場人物に狂った台詞を言わせてしまったり、主人公のタッグネームが「ゴクウ」（！）（どうでもいいがライバルは「イマジン」）だったりと製作サイドが「トップガン風カッコよさ」を狙って見事に失敗している点だ。その失敗ぶりと駄目ぶりを突っ込みをいれながら楽しむのが正しく且つ唯一の「ベストガイ」観賞方である。<br/>
<br/>
■「トップガン」から実戦シーンとスピード感と流行りの音楽をマイナスした作品といえば未見の方にも想像しやすいのではないだろうか。まあ「トップガン」からそれらをマイナスしたら何も残らないのだが。<br/>
<br/>
■「ゴクウ！（猿）」と呼ばれながらも嬉々と演技をしている若かりし織田裕二（猿顔）のクールな姿を記録しているということが本作唯一の価値なのかもしれない。熱帯夜にぴったりなクールな作品とでもいっておこう。この映画を大空で勤務する多くの人達に捧げたい。以上<br/>
<br/>
(07212002)<br/>

  
</p>]]></description>  
      <dc:subject>映画は行</dc:subject>  
      <dc:creator>parttime_killer</dc:creator>  
      <pubDate>Sun, 2 Sep 2007 11:33:17 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>　「用心棒」（１９６１年・日本）</title>  
      <link>http://esdream.exblog.jp/6070082/</link>  
      <guid isPermaLink="true">http://esdream.exblog.jp/6070082/</guid>  
      <description><![CDATA[<p>
  
監督：黒澤明<br/>
<br/>
<br/>
■「名は・・（外を見て）桑畑三十郎だ。」うわっ、いいかげん！でも凄腕！そんな名もないスーパー浪人が活躍する娯楽時代劇。黒澤明のチャンバラ魂が爆発している（？）、姉妹編「椿三十郎」と並ぶ傑作娯楽時代劇映画。とにかく面白い。古い邦画（時代劇）のことを「暗い。眠い。ツマラナイ。白黒。」と思っている人は黒澤の「用心棒」か「椿三十郎」を観るべき。モノクロだけれど。<br/>
<br/>
■名無しの浪人（三船敏郎）が二つの暴力団が対立する宿場町にふらりと現われ、頭と剣で暴力団を壊滅させる話。素晴らしいのが作品を通して、簡潔で明瞭な作品に仕上がっていること。画的に難解な部分がない。言い換えればストーリーと画がガッチリと一致していて、スクリーン上で何が起こっているかがはっきりしている。家族全員で楽しめるアクション娯楽作「用心棒」にといっては、簡潔で明瞭であることは重要だと思う。とはいえ「用心棒」が（複雑とまではいかないものの）単純な構成・ストーリーな作品というわけではない。三十郎は知恵を絞って二つの暴力団を戦わせようとするのだが、暴力団のいずれにも属さない存在であるために、部分的に主人公不在の映画に陥る可能性がある。（※「マトリックス・レボリューションズ」で主人公（とトリニティ）がリアルの対機械戦争に参加していないようなもの・・か？）<br/>
<br/>
■そこで飯屋（宿屋？）である。黒澤は飯屋を宿場町の真ん中に配置し、そこから三十郎に暴力団同士の抗争を覗かせることで、物語的には三十郎不在の部分であっても、三十郎を物語に参加させるとともに観客に状況を的確に提示することに成功している。それも映像的に。そのうえ飯屋で飯屋のオヤジ、桶屋のオヤジと三十郎を絡ませることで宿場町での被害者である民衆の本音をも同時に描く。またこのオヤジたちがいい味を出しているのよ。こうした構成は凄い。一例として飯屋を挙げたが、こうした画の構成美は全篇にわたる。<br/>
<br/>
■もう一点。断片的に挿入されるリアルについて。「用心棒」は全篇、比較的コミカルな作風になっている。だが、序盤に「切断された腕」「手首をくわえた犬」という明らかに前後とは異質な、リアルで凄惨なショットがインサートされている。そのリアルな描写によって観る側は否応なく「殺し合い」の映画だと意識させられる。それゆえ劇中で起こるチャンバラのシーンになると、凄惨なアクションが「予感」されて緊張感が高まるという仕掛けである。<br/>
<br/>
■「椿三十郎」の仲代との決闘シーンや「天国と地獄」のあのシーン（未見の方のために削除。ヒント「シンドラーのリスト」）に代表されるように、この時期の黒澤作品はキメのシーンに集約していく構成と演出が本当に巧み。もちろんそうしたキメのシーンの画が動・静両面（動きと構図）でよく出来ているのはいうまでもないのだが、そこへ至るまでの映画全篇の構成が神業に思える。有名な十秒で九人を斬るシークエンスに至る、三十郎とギャング団が歩きながら距離を詰めて行くシーンでの、カッコよさと前述の演出による緊張感は絶句もの（私だけか？）。画面の構成などの美しさは、「用心棒」以外の黒澤作品にも当てはまると思うが、画家志望人間であった黒澤のこだわりと意地なのだろうなあ。<br/>
<br/>
■黒澤明は生前、妥協を許さない完全主義者ということで「天皇」と呼ばれたり、その作品群も、「黒澤天皇の傑作」「邦画史上屈指の名作」「ハリウッドがマネをした」・・という文句で紹介されることも多い。だが、「用心棒」を初めとする５０～６０年代の作品は、構えることなく娯楽作の一篇として気軽に観てもらいたい。面白いとはお世辞にも言えない（笑）黒澤の近年の作品しか知らない人は、古い作品を観るべきだと思う。「用心棒」と姉妹編「椿三十郎」は、クライマックスに集約していく構成は同じでもそこへ至る演出が対象的なので、見比べると面白いかも。「用心棒」でも当然のように、仲代達也は瞬きをしない。<br/>
<br/>
以上（０１０８２００４）　　<br/>

  
</p>]]></description>  
      <dc:subject>映画や行</dc:subject>  
      <dc:creator>parttime_killer</dc:creator>  
      <pubDate>Sun, 2 Sep 2007 11:31:22 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>「ラブ＆ポップ」（１９９８年・日本）</title>  
      <link>http://esdream.exblog.jp/6070078/</link>  
      <guid isPermaLink="true">http://esdream.exblog.jp/6070078/</guid>  
      <description><![CDATA[<p>
  
監督：庵野秀明<br/>
<br/>
<br/>
■「劇場版エヴァ」の直後に発表された庵野秀明の実写映画。スタッフロールに「庵野秀明（新人）」と表記されていて、庵野自身は脱「エヴァ」を宣言しているつもりであろうが、「ラブ＆ポップ」はエヴァあっての作品だろう。私がプロデューサーなら「新人」にこんな作品を撮らせない。<br/>
<br/>
■女子高生の行動を、友達三人との友情や渋谷で出会う男達との関係で描いた作品。主人公達は学校と渋谷で遊んだり、話したりして過ごす毎日。ある日、街で見掛けた指輪を手に入れるために援助交際でお金を稼ごうとするが・・という話。<br/>
<br/>
■結論からいうと非常に面白かった。「ラブ＆ポップ」という作品自体が面白いと思ったわけではない。「劇場版エヴァンゲリオン完結篇」で自身を吐露した庵野秀明の、自己のフィルターを通し渋谷に生息する女子高生を描いている様子が、スクリーンに映し出されていることが、面白いと思った。自身を吐露した人間である。そういう人間が、持つ技術とアイデアを最大限に発揮して、自身の眼で女子高生を追い求める様子。その行為は必死であるあまり、哀れでもある。なぜなら「ラブ＆ポップ」の女子高生には現実感がないから。村上龍の原作に登場する女子高生達は、大人の男性の想像物としか思えない。（男性が女子高生の視点に立った小説を書けないというわけではない）。従って村上龍の原作に忠実な脚本で、映画を撮る庵野は、どうやっても現実の女子高生には届かない。<br/>
<br/>
■にもかかわらず、庵野は必死に女子高生の現実を描こうとする。渋谷に生息する女子高校生とその生態を擬似ドキュメントとして、描こうとする。モノローグを多用し、手持ちのデジカメをフルに生かして、ドキュメント/ニュースのような映像と、安定しないグラグラとした構図を採用しているので、擬似ドキュメントして撮ろうとしたのは間違いない。ただ、その試みは見事に失敗する。前述の、対象に現実感がないことに加えて、細かいカットと奇抜なカメラアングルその他アイデアの多用が、見る側に過剰に作り手（庵野）を意識させてしまうからである。ドキュメントになるはずもない。出来上がった作品は、大人の想像上の女子高生らが友達と遊んだり、奇妙な男たちと援助交際をする様子を、庵野が変なアングルから覗き込む空虚な映画である。<br/>
<br/>
■意地悪い言い方をすれば、面白くもないものを、必死に間違った方法で映画にしようとしている様子が窺えて、面白いと思ったのである。しかしラストシーン、主人公の夢とモノローグで私は気付いてしまった。（大したことでないが）<br/>
<br/>
■主人公は最後、目標も達成出来ず、友人から取り残されてしまった心情をモノローグで語る。モノや人が溢れている渋谷に生息している一人の女子高生の心の空虚。ここで「ラブ＆ポップ」が空虚を空虚に撮った作品であることに気付かされる。これって作品の本質と方法が一致していたってことではないか。実は凄いことなのかもしれない。（かなり苦しいが持ち上げてみた（笑。）<br/>
<br/>
■エンドロールの女子高生四人組ドブ川大行進は、爽快感と開放感に溢れていて素晴らしい。最後に水が深くなっていくのも、四人組の将来を暗示しているように思える。ここは名シーン。「と、思う。」（「ラブ＆ポップ」予告編より）。以上（０１１０２００４）　　　<br/>

  
</p>]]></description>  
      <dc:subject>映画ら行</dc:subject>  
      <dc:creator>parttime_killer</dc:creator>  
      <pubDate>Sun, 2 Sep 2007 11:30:15 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>「蘇える金狼」（１９７９年/日本）</title>  
      <link>http://esdream.exblog.jp/6070074/</link>  
      <guid isPermaLink="true">http://esdream.exblog.jp/6070074/</guid>  
      <description><![CDATA[<p>
  
監督：村川透<br/>
主演：松田優作<br/>
<br/>
<br/>
■大藪春彦原作のハードボイルド作。主人公「朝倉」があらゆる手段によって自らの野望を追い求める話。純粋に娯楽として面白い作品だが、松田優作主演作としてはほぼ同時期の「遊戯シリーズ」のほうが娯楽としては楽しめるかもしれないし、同系列の出演作でも「金狼」をさらに深く、強烈にした「野獣死すべし」に比べると劣る感あり。だが「金狼」は、松田優作ワールドの構築と、松田優作の作品からの逸脱・暴走っぷりという点が相当に面白い。（もちろん他の松田優作映画もそういう気配はあるが、「金狼」はそれが顕著に思える。特に終盤。）どうでもいいがラストは「２００１年宇宙の旅」からの影響と言われている。<br/>
<br/>
■「金狼」は現金強奪、殺人、覚せい剤といった悪事に手を染めるアンチ・ヒーローもの映画のはずである。しかし「金狼」は、描写の省略によって、「アンチ・ヒーロー朝倉」ではなく、「ヒーロー・松田優作」が描かれた作品になっている。以降その詳細。<br/>
<br/>
■①主人公の動機、過去といった「プロフィール」を排除。これが前提。見る側に主人公についての予備知識を抱かせない。一人の松田優作という存在があらわれるだけである。②主人公を追う者の一部を排除。この映画では警察官や刑事といったものは存在しない。一億円を強奪し、たくさんの人を殺していくにも関わらず、それらの犯罪を追う側の人間は現われない。優作の前に登場するのは私腹を肥やそうとする大小の悪人たち（千葉真一含む）だけである。よって松田優作は相当な悪事を働くにもかかわらず、警察からも追われることはない。主人公が目の前の敵‐‐悪人‐‐を排除していくだけの構図がハイ出来上がり。③主人公の目的の一つであった、社長令嬢との関係の描写を省略し、上司の愛人との関係を重視。愛人をシャブ漬けにして利用するものの、実はそこに愛情があったという話。目的のために手段を選ばないアンチ・ヒーローの視点を、目的ではなく手段に向けているのであるから、かなり異様。この部分が哀しくも切ないラストへ繋がるわけである。<br/>
<br/>
■こういった次第である。映画全体が松田ワールドへ誘われていて、少々強引で無理な展開の話でもグイグイと進む。これって「スター」松田優作だから許されることであって、優作以外の人が「金狼」主人公朝倉を演じたら、コントになってしまうだろう。たとえば高橋克則が「金狼」を演じれば、「特命係長只野仁」という具合に。<br/>
<br/>
■もちろん松田優作ワールドであるだけに、そこから逸脱した部分は残念ながら歪な印象を受ける。たとえば千葉真一の登場シーン全般。特に千葉ちゃんと殺し屋（岸田森！）との戦いのシークエンスは松田優作がまったく絡まないということもあるが、完璧に千葉ちゃんワールドになってしまっていて、「金狼」の世界からは浮いてしまっている。松田、千葉、両雄並び立たずということなのだろう。<br/>
<br/>
■話からの逸脱という点でもうひとつ。主人公が目的を達成したあとの描写（部屋での一人狂い～吹雪ジュンとの別れ～空港）は松田優作ワールドが暴走気味。アドリブかどうかは未確認だが。結果、完全に松田優作自身が「金狼」という作品から逸脱していってしまう。その結果が有名なあの台詞である。まるで松田優作に作品自身が侵食されている様である。ところで松田優作が吹雪ジュンに蒔いている紅いアレは何？唐突に登場していてよくわからないのだが。夢のイメージか？（誰か知っている人教えてください。）<br/>
<br/>
■松田優作主演作のなかでは決して出来のいい作品とは思わないが、松田優作ワールドが「金狼」という作品を侵食しているのが独特。大藪作品ということが霞んでしまうほどの松田優作映画である。松田優作に興味がある方は必見の作品。そうでない人は世界に入り込めない可能性１００％なので観ないほうがよろしい。主人公朝倉は木星には行けたのだろうか？以上。<br/>
（０１１７２００４）　　　<br/>

  
</p>]]></description>  
      <dc:subject>映画や行</dc:subject>  
      <dc:creator>parttime_killer</dc:creator>  
      <pubDate>Sun, 2 Sep 2007 11:29:16 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>「ダークブルー」（２００１年・チェコ）</title>  
      <link>http://esdream.exblog.jp/6070066/</link>  
      <guid isPermaLink="true">http://esdream.exblog.jp/6070066/</guid>  
      <description><![CDATA[<p>
  
監督：ヤン・スヴィエラーク<br/>
<br/>
<br/>
■第二次大戦中、ヨーロッパ戦線で戦ったチェコ人パイロットたちを描いた作品。どことなく「紅の豚」に似た雰囲気を持った作品（地上に留まった飛行機に恋人と乗り込んで、操縦桿を動かすシーンなんて、そのまま「紅の豚」のワンシーンのようである）。空を飛びたい人（推測）宮崎駿は本作をお気に入りで、推薦文を寄せたりもしている。ビデオもジブリからリリースされている。<br/>
<br/>
■ストーリーは第二次世界大戦に巻き込まれたチェコ人パイロットたちの戦いと友情と恋愛を描いたものだが、戦争ものというよりドラマを重視したつくりになっている。少々特殊なのは主人公たちチェコ人パイロットが独軍に占領された故国から脱出して、英軍に加わって戦っている設定だろう。あの酷い駄作戦争メロドラマ「パールハーバー」を連想させる設定ではある。それでも「ダークブルー」が戦時を舞台にした単純なメロドラマに陥ってはいない。それは、序盤に主人公に待ち受けている過酷な運命‐‐故国チェコのために英軍に加わって戦ったパイロットたちは、社会主義体制になっていた故国に帰国し次第、収容所に投獄されてしまったという歴史が提示されてされているからである。理不尽で過酷な運命を辿る主人公が戦時の記憶を回想する形で物語は進行する。それが淡々とした調子で描かれているので、かえって主人公の運命の哀しさと不条理を助長させる。ハリウッドなら仰々しく演出してしまいそうなものだが。<br/>
<br/>
■戦闘シーンは派手ではないが、しっかりと作られている。特に空戦シーンに、ハリウッドにありがちな「不自然なＣＧ」はなく、丁寧に撮られている地上でのドラマとの画的な繋がりもしっかりとしている。こういった作風の映画で、あきらかにＣＧだとわかってしまう画を見せられると醒めてしまうものだが、この点では合格。<br/>
<br/>
■帰国した主人公は確かに悲惨だ。主人公が、国家的な悲劇であるはずの戦争を、ある種の懐かしさと愛しさをもって回想する様子は心が痛くなる。だが、そこにはかけがいのない親友や恋人といった存在がいて国を守っているという誇りがあったこと、最後に描かれる回想での大空での戦友のチェコ語による「あの言葉」、これらが物語のラストにあることが悲惨な話のなかで、わずかな救いになっている。<br/>
<br/>
■もちろんあまり上手くいってないという部分もある。もっとも気になったのはチェコを脱出するまでの描写、特に恋人との描写があっさりしていることとチェコ脱出までの葛藤というものが描かれていないことだ。この部分がもう少しでも描かれていたら、主人公が帰国して対面する現実がいっそう引き立ったように思えるのだが。<br/>
<br/>
■いわゆるハリウッド的なクライマックスやハッピーなエンディングは「ダークブルー」では描かれない。旧体制下では決して作られることのなかった、現代のチェコだからこそ作られた作品。悲惨な話かつ地味で小品な映画だが、見るべき作品である。先の大戦では、こういう不条理な運命を辿った無名の英雄たちもいたのである。「紅の豚」や「ザ・コクピット」が好きな人は気に入るはずである。以上。（０１１８２００４）<br/>

  
</p>]]></description>  
      <dc:subject>映画さ行</dc:subject>  
      <dc:creator>parttime_killer</dc:creator>  
      <pubDate>Sun, 2 Sep 2007 11:27:42 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>「閉じる日」（２０００年/日本）</title>  
      <link>http://esdream.exblog.jp/6070060/</link>  
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      <description><![CDATA[<p>
  
監督・脚本：行定 勲<br/>
<br/>
<br/>
■ある「過去」を共有し、近親相姦という「秘密」を持った姉（作家）と弟（高校生）のお話。弟に恋人が出来たり、姉と編集者が深い関係なるといった要因によって、姉弟の関係は次第に変化していき、過去に何があったか明らかになっていく・・というのが大まかな筋。冒頭で裸で姉と弟がベッドに横たわっているシーンが、二人の近親相姦関係と、その関係の異様さを映し出している。このシーンでの『壁』の描写が、独創的で、不気味で、将来がなくて、とにかく素晴らしい。・・がよくも悪くもこのシーンだけの映画ですわ。その後はどこかで観たような描写と台詞のオンパレードに思えた。<br/>
<br/>
■なんていうかどうして映画での高校生のシーンって、こうも以前に見たようなシーンになってしまうのだろう？デジャヴ？「制服のままプールに飛び込む」「制服でバイクにまたがる」「廃墟をアジトにしてタバコを吸う」・・・ｅｔｃ・・なんか何度も見たような気がする。まあ、紋切り型のシーンであっても、何か新しいものを植えつけているとか、少しでも何かあればいいのだが、ただのシーンの羅列に見えてしまった。そうだそうだ。この作品、あの永瀬正敏がいつもの調子で登場するのだけれど、ラブホテルのシーンでの永瀬の行動が「ラブ＆ポップ」の浅野忠信と同じで、しかも驚くほどに画が似ていて驚いた。浅野忠信と永瀬正敏ってキャラクターやスタンスがもろに被っているとしか思えないけれど、ここまで似たようなことをやらせるかねえ。<br/>
<br/>
■なにより覚めてしまったのは、「歌」。舌足らずの口調で主題歌を唄う歌手が、画面に登場したときは観るのを本気でやめようと思った。あれウマヘタじゃなくてヘタヘタヴォーカルとしか思えない。大体あのシーンの意味がわからん。主人公の想像？タイアップ？まあ、ラストシーンにも当てはまるのだけれど、現実と想像が混沌とした話にするのは構わないのだけれど、意味がないと、思わせぶりで独りよがりで退屈な話にしかならないと思います。<br/>
<br/>
■ボロボロに言ってしまったけれども、先述のように冒頭のシーンは素晴らしいし、姉と弟の「逃げ場所もない感」や気だるい雰囲気はしっかりと画から出ていると思う。ただ、ワタシの趣味ではないだけ。てかさ、永瀬正敏と弟の親友のキャラ設定変わってないか？この二つのキャラが何をしたいのかよくわかんなかったぞ？？<br/>
<br/>
■「閉じる日」てタイトルは「封印した記憶」と、主人公二人の「閉じた関係」を指していて、弟の恋人の出現といった要素が、「封印した記憶」を呼び起こして主人公二人がなんらかの形で「閉じた関係」から開放されるお話だと想像して、その通りに話は進んでいったのだけれど、まさかね。ああなるとはね。観た人に聞きたいのだが、このお話って姉の想像ってことでいいのだよね？一種の夢落ちってことだよね？あーあ。いろいろと伝えたいことはあるようなのですが、ワタクシにはまったく伝わってこなかった一作。映像より活字のほうが向いている話だと思います。以上（０１２０２００４）<br/>

  
</p>]]></description>  
      <dc:subject>映画た行</dc:subject>  
      <dc:creator>parttime_killer</dc:creator>  
      <pubDate>Sun, 2 Sep 2007 11:26:11 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>　「回路」（２００１年/日本）</title>  
      <link>http://esdream.exblog.jp/6070055/</link>  
      <guid isPermaLink="true">http://esdream.exblog.jp/6070055/</guid>  
      <description><![CDATA[<p>
  
監督・脚本/黒澤清<br/>
<br/>
<br/>
■「回路」は二つのストーリーが交互に描かれている。一つは加藤晴彦演じる大学生が幽霊サイトに「ハッキング」される話。もう一つは、麻生久美子演じる園芸センター勤務のＯＬの周囲で、人が消えていってしまう話、である。このふたつの話が同じ事象を追っているにもかかわらず、終盤までまったく絡まずに平行して進む構成。<br/>
<br/>
■これは「リング」や「呪怨」といったホラーではなく、霊界とのファーストコンタクト話である。インターネットや秘密の部屋で霊界や幽霊に接触した人間達は、「自殺」か「消滅」していってしまう絶望的なコンタクトの話。大学院生（武田真治）がある仮説を述べるくだりはあるものの、実際に何が起こっているのか明確な説明はない。あるのは二つの方法で人間が消えていってしまうという事実と喪失感を伴う絶望である。<br/>
<br/>
■「回路」ではこうした説明の排除・省略が行われていて、結果のみを提示している。「幽霊サイト」「開かずの部屋」「携帯への着信」「袋をかぶった人たち」・・これらが画面に登場して、登場人物が消えたり自殺したりする結果だけが画面に映し出される。事象と事象の因果関係が一切わからないまま、結果として人が消えていく。その結果としての描写、たとえば飛び降り自殺の描写、拳銃自殺の描写は異様なほどにしっかりとしていて（特に飛び降りのシーンは！！）、説明されない事象の恐ろしさを結果のみで描いている。黒澤清はこの作品の小説も手がけているので、台詞やナレーションや映像で何が起こっているかを説明しようと思えば出来るはずであるから、これらの説明の排除・省略は意図的なものであろう。<br/>
<br/>
■ただよくわからなかったのは霊界・幽霊に接触した人たちが自殺する場合の心理の描写である。ここは説明があってもよかったのではないかと思う。特に理工学生（小雪）が自殺するまでのくだりと、その後の主人公二人の「救えなかった。」というシーンの心理がいまいちよく伝わってこなかったので。<br/>
<br/>
■しかし、それでも「回路」での説明の排除は、世の中のどこかで何か変なことがおこっているという緊張感を喚起する仕掛けとして機能し、世の中の破滅まで一気に話を動かす要因になっている。説明がなされないのであるから、観客は何が起こっているのか把握しきれない登場人物とごく近い視点で物語を見守ることになる。そしてあっけなく現実社会を終末へと変化させていく手際の良さ。これは特筆もの。身のまわりの異常から、次第に霊界に侵食されていき、世界が滅亡するまで一気に話が広がり、ラストも希望があるようにみせているが、確実に絶望。ここまで絶望的な世界をエンターテイメントにしているのは素晴らしいと思う。ただ終始、主人公二人が何をしたいのかわからなかったけれども。特に加藤晴彦。狂言回しとしても二人は多すぎる。<br/>
<br/>
■話も構成もスムーズに話に流れているとはいえないが、意欲作だと思う。「リング」以降の邦画ホラーに嫌気がさしている人には新鮮かもしれない。観た人なら気付くと思うが、黒澤清はネットとかコンピューターになんの思い入れはない人だと気付くはず。そこが一番不自然で面白いかもしれない。以上。<br/>
（０１２２２００４）<br/>

  
</p>]]></description>  
      <dc:subject>映画か行</dc:subject>  
      <dc:creator>parttime_killer</dc:creator>  
      <pubDate>Sun, 2 Sep 2007 11:24:46 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>　「回路」（２００１年/日本）</title>  
      <link>http://esdream.exblog.jp/6070054/</link>  
      <guid isPermaLink="true">http://esdream.exblog.jp/6070054/</guid>  
      <description><![CDATA[<p>
  
監督・脚本/黒澤清<br/>
<br/>
<br/>
■「回路」は二つのストーリーが交互に描かれている。一つは加藤晴彦演じる大学生が幽霊サイトに「ハッキング」される話。もう一つは、麻生久美子演じる園芸センター勤務のＯＬの周囲で、人が消えていってしまう話、である。このふたつの話が同じ事象を追っているにもかかわらず、終盤までまったく絡まずに平行して進む構成。<br/>
<br/>
■これは「リング」や「呪怨」といったホラーではなく、霊界とのファーストコンタクト話である。インターネットや秘密の部屋で霊界や幽霊に接触した人間達は、「自殺」か「消滅」していってしまう絶望的なコンタクトの話。大学院生（武田真治）がある仮説を述べるくだりはあるものの、実際に何が起こっているのか明確な説明はない。あるのは二つの方法で人間が消えていってしまうという事実と喪失感を伴う絶望である。<br/>
<br/>
■「回路」ではこうした説明の排除・省略が行われていて、結果のみを提示している。「幽霊サイト」「開かずの部屋」「携帯への着信」「袋をかぶった人たち」・・これらが画面に登場して、登場人物が消えたり自殺したりする結果だけが画面に映し出される。事象と事象の因果関係が一切わからないまま、結果として人が消えていく。その結果としての描写、たとえば飛び降り自殺の描写、拳銃自殺の描写は異様なほどにしっかりとしていて（特に飛び降りのシーンは！！）、説明されない事象の恐ろしさを結果のみで描いている。黒澤清はこの作品の小説も手がけているので、台詞やナレーションや映像で何が起こっているかを説明しようと思えば出来るはずであるから、これらの説明の排除・省略は意図的なものであろう。<br/>
<br/>
■ただよくわからなかったのは霊界・幽霊に接触した人たちが自殺する場合の心理の描写である。ここは説明があってもよかったのではないかと思う。特に理工学生（小雪）が自殺するまでのくだりと、その後の主人公二人の「救えなかった。」というシーンの心理がいまいちよく伝わってこなかったので。<br/>
<br/>
■しかし、それでも「回路」での説明の排除は、世の中のどこかで何か変なことがおこっているという緊張感を喚起する仕掛けとして機能し、世の中の破滅まで一気に話を動かす要因になっている。説明がなされないのであるから、観客は何が起こっているのか把握しきれない登場人物とごく近い視点で物語を見守ることになる。そしてあっけなく現実社会を終末へと変化させていく手際の良さ。これは特筆もの。身のまわりの異常から、次第に霊界に侵食されていき、世界が滅亡するまで一気に話が広がり、ラストも希望があるようにみせているが、確実に絶望。ここまで絶望的な世界をエンターテイメントにしているのは素晴らしいと思う。ただ終始、主人公二人が何をしたいのかわからなかったけれども。特に加藤晴彦。狂言回しとしても二人は多すぎる。<br/>
<br/>
■話も構成もスムーズに話に流れているとはいえないが、意欲作だと思う。「リング」以降の邦画ホラーに嫌気がさしている人には新鮮かもしれない。観た人なら気付くと思うが、黒澤清はネットとかコンピューターになんの思い入れはない人だと気付くはず。そこが一番不自然で面白いかもしれない。以上。<br/>
（０１２２２００４）<br/>

  
</p>]]></description>  
      <dc:subject>映画か行</dc:subject>  
      <dc:creator>parttime_killer</dc:creator>  
      <pubDate>Sun, 2 Sep 2007 11:24:44 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>「ＧＯ」（２００１年/日本）</title>  
      <link>http://esdream.exblog.jp/6070049/</link>  
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      <description><![CDATA[<p>
  
監督：行定勲<br/>
<br/>
<br/>
■金城一紀の小説「ＧＯ」を宮藤官九郎脚本で映画化した作品。出演は窪塚洋介、柴崎コウ、山崎努、大竹しのぶといった人気俳優。在日韓国人の主人公の恋愛、喧嘩、進学、友情、といった青春模様を描いた話。<br/>
<br/>
■原作を読んでしまっているので、大体のストーリーは分かっていたのだが、それにしても楽しめない映画であった。原作は革命的傑作と帯カバーに書かれるほどのものとは思えなかったが、まあまあ面白かった。それほど長い小説ではないので、ストーリーはほぼ原作小説そのまま映画化されている。にもかかわらず楽しめなかったのはなぜか？という点を以下ダラダラと述べる。<br/>
<br/>
■高校生特有のおバカな青春に「在日」という問題が絡むのが「ＧＯ」という作品だと思うが、結論からいうと、窪塚クンの例のピースな演技でＶサインしつつ「広い世界を見るのだ！」と言われてもワタシには何も伝わってこないのだ。このピースな演技の「軽さ」を「ポップ」というか「空っぽ」というかは人それぞれだと思うが、ワタシには後者に思えてしまった。「ＧＯ」という作品は青春が国籍というアイデンティティーに関わる問題とどう折り合いをつけるか、という話である。したがって主人公が恋愛をしようが、喧嘩をしようが、何をしようが、最終的には「国籍」「在日」というものに帰結してくる。アホでバカバカしい青春からシリアスな問題への転換。ここで窪塚くんのピースな演技を見せられても主人公の葛藤や成長は伝わってこない。少なくともワタシには。<br/>
<br/>
■宮藤官九郎の脚本も同様で、原作のポップさ読みやすさといった部分を脚本で再現しているのかと思うけれど、原作のワンシーン・ワンシーンを切り貼りしているような印象。原作における地の文（もともと多くはなかったと思うが）で語られている部分がごっそり抜け落ちているような印象なので、もう少し「国籍」「在日」といった部分を強調するような描写があってもよかった。特に在日の親友が不慮の事故で亡くなるくだりはその後の葬式の部分も含めてやけにあっさりしていて不思議なほどだった。こういう部分がしっかりキムチ味なほど濃くなくては「ＧＯ」ではない。少なくともワタシには。（宮藤官九郎は同じく脚本を担当した「ピンポン」でもシーンの切り貼り脚本を書いているので、もしかしたら別メディアでの原作付には向かないのかもしれない。確信はなし。）<br/>
<br/>
■又、山崎努や大竹しのぶといった芸達者がいつもと変わらぬ熱演をすればするほど、他のポップ且つクール且つライトなシーン（意味不明。特に窪塚が喋るシーンのことを指す）との温度の差は広がるばかり。個人的にはその温度差・ギャップは面白かったが。<br/>
<br/>
■結局のところ行定勲監督が、原作のポップな青春小説という部分をクローズアップして撮った作品なのだろう。というわけで観やすいけれども物足りない印象の作品。個人的にはただ窪塚のピースな演技が苦手だったりする。<br/>
（０１２７２００４）<br/>

  
</p>]]></description>  
      <dc:subject>映画アルファベット</dc:subject>  
      <dc:creator>parttime_killer</dc:creator>  
      <pubDate>Sun, 2 Sep 2007 11:23:45 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>「リプレイスメント・キラー」（１９９８年/米）</title>  
      <link>http://esdream.exblog.jp/6070043/</link>  
      <guid isPermaLink="true">http://esdream.exblog.jp/6070043/</guid>  
      <description><![CDATA[<p>
  
監督：アントア・フークア<br/>
<br/>
<br/>
■時間の無駄だった。チョウ・ユンファ扮する殺し屋とミラ・ソルヴィーノ扮する書類偽造屋が中国人マフィアから追われて、ぶち切れてやり返す話。クライマックスの銃撃戦も唐突に始まり、唐突に終ってしまうのでまったく盛り上がらない脱糞映画。とにかくストーリーが小学生レベルの話なのでダメ、アクションもダメ、ミラのお色気もなし、そのうえ小さくまとまっていて笑えもしないという駄作。時間の無駄無駄無駄。<br/>
<br/>
■こういうのＭＴＶ感覚な映像っていうのかね～。なんかスクリーン上に弾薬は撒き散らしているけれど迫力がまったくないのだな。弾丸が命中すると即命を落とすという恐怖感や緊張感が欠けているので、まったく銃撃戦という感じがしない。<br/>
<br/>
■登場人物の描写もダメダメで、皆さん裏社会のプロであるはずなのにまったくそう見えない。ミラの書類偽造屋の仕事振りなんてパスポートの写真を張り替えているだけに見えたし、スローモーション演出で鳴り物入りで登場するヒットマン・コンビはゲーセンでマシンガン乱射するだけで、それなら素人でもいいんじゃないかと思ってしまったし（しかも弱くて後半ザコキャラ同然にやられる）、そもそも劇中で「大物」といわれている敵のボスがなんで大物なのか、どれだけ悪い奴なのか描かれていないのでただのアジア系のおっさんに見えてしまった。もう少し頭使って欲しいところ。<br/>
<br/>
■クライマックスのボスとの対決もダメダメで、お互いタマ切れになってマガジン交換が速いほうが勝つというダメっぷり。あれだけ二丁拳銃で打ちまくった後にマガジン交換勝負を見せられてもな。ここだけはバカバカ過ぎて思わず笑ってしまったけど。ジョン・ウー（製作総指揮）お得意の男同士の濃ーい友情もなく非常にうすーい作品。９０分弱という時間の短さだけが救い。以上<br/>
<br/>
（０２０２２００４）<br/>

  
</p>]]></description>  
      <dc:subject>映画ら行</dc:subject>  
      <dc:creator>parttime_killer</dc:creator>  
      <pubDate>Sun, 2 Sep 2007 11:22:30 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>「イノセンス」（２００４年/日本）</title>  
      <link>http://esdream.exblog.jp/6070040/</link>  
      <guid isPermaLink="true">http://esdream.exblog.jp/6070040/</guid>  
      <description><![CDATA[<p>
  
監督：押井守<br/>
<br/>
<br/>
■近日公開される話題作。公開前なので基本的にネタバレしないように感想を書いてみる。それでも多少の情報は漏れてしまっていると思うので、劇場に白紙の状態で見に行きたい方は読まないがほうがよし。ここまでが注意。<br/>
<br/>
■基本的な話は、少女型家庭用ロボットが暴走して人間を惨殺する事件が発生し、その捜査を公安九課（攻殻機動隊）のバトーとトグサが担当、真相に迫っていくというもの。その事件を追う課程と「作り物である人形にゴースト＝魂は宿るのか？」「人間はなぜ自らに形を似せた人形を作るのか？」「そしてそれにゴーストが宿るのならそれは人間ではないのか？となると人間とは何？」という問いかけが乗せられるという構造の話。<br/>
<br/>
■まず映像（とその情報量）はちょっと凄いことになっている。アニメでここまで精巧な画を作り上げられるものなのか、と感心してしまうほどだ。実写では捉えられないような細部まで描かれていて、かえってアニメであることを意識してしまったのは、ひねくれた私特有の見方なのかもしれない。<br/>
<br/>
■物語に着目すると、劇中、難解な台詞、意味不明な台詞、古詩・漢詩の引用が大量に登場するので、それ自体も難解な印象をもってしまいがちだが、語られる事件の発覚→捜査→解決というストーリーは、ＯＶＡ「攻殻機動隊　ＳＴＡＮＤ　ＡＬＯＮＥ　ＣＯＭＰＬＥＸ」の各エピソードの番外編のようでわかりやすく単純なものだ。ただストーリーと「人間とは何か？」というテーマがうまくリンクしていないので、先述の難解な部分が難解なままで放置されていく。言い換えれば物語が進むにつれて、そうした難解な箇所が説明もしくは解明されていくようなつくりにはなっていない。テレビブロス（３月６日号）で、監督自身が観客の理解力を気にすることなく、説明なしで情報をぶちこんである旨の発言をしているので、そういった難解な情報は各自取捨選択して楽しむ作品なのだろう。ただ、そうした難解な情報の氾濫を別にしても、主人公バトーが事件の真相を追う行為が、人形のゴースト＝魂を探求する行為--そしてそれは全身サイボーグ化したバトーにとっては、自己探求であり、前作のラストで肉体を捨ててゴーストだけの存在になった「少佐」（草薙素子）探しである--になっていくのだが、それがうまく脚本としてまとめられていないと思った。テーマとストーリーがリンクしていない印象。先述の難解な情報を解き明かしていけば、テーマとストーリーの間のギャップは埋まるのかもしれないけれど。<br/>
<br/>
■そして「イノセンス」は押井版の「ブレードランナー」だと思う。「イノセンス」と「ブレードランナー」冒頭の、未来都市を上空から俯瞰するような映像や雑然とした東洋趣向の未来都市といった映像は、姉妹編といってもいいほどであるし、物語の語り口もハードボイルド調で（ノワール調ではなく）自己探求をする刑事の話であるし、何よりも「ブレードランナー」は人造人間レプリカントの生についての物語だ。人間のために精巧に作られたレプリカントが必死に生きていこうとする話で、「イノセンス」と同様、人形の魂の話である。異なる点は魂＝ゴーストという概念が「ブレードランナー」には欠けていることだ。「ブレードランナー」におけるレプリカントの反乱は、デッカードの銃で鎮圧されてしまうが、「イノセンス」では人形の反乱のあとも、その人形のゴースト＝魂について語られる点が大きく異なるけれども。<br/>
<br/>
■何度も述べているように情報量が半端でないので、もう一度時間があれば観たい。ＤＶＤ化されたら細かくチェックしてやろうかねえ。ただ、少佐（草薙素子）探しの話でありながら、少佐に関しての説明は一切登場しないので前作「ＧＨＯＳＴ　ＩＮ　ＴＨＥ　ＳＨＥＬＬ」を観ていないと苦しいと思われる。多少脚本が整理されていない印象はあるものの、見る価値のある作品です。万人に受けるとは思えないが。やべーネタバレしまくりだ。以上（０３０４２００４）<br/>

  
</p>]]></description>  
      <dc:subject>映画あ行</dc:subject>  
      <dc:creator>parttime_killer</dc:creator>  
      <pubDate>Sun, 2 Sep 2007 11:21:39 +0900</pubDate> 
    </item> 
  </channel> 
</rss>
