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  <title>カツテいた場所。イマいる場所。</title>  
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  <modified>2011-07-04T13:52:21+09:00</modified>  
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  <tagline>見えたこと聞こえたこと</tagline>  
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    <title>お終い</title>  
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    <issued>2011-07-04T12:59:00+09:00</issued>  
    <modified>2011-07-04T13:52:21+09:00</modified>  
    <created>2011-07-04T12:59:48+09:00</created>  
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    <dc:subject>日常/カツテいた場所</dc:subject>  
    <content type="html"><![CDATA[ 
<br/>
　とある心理学者が、幸運だと感じている人と不運だと感じている人の違いを検証したそうです。<br/>
　それぞれの人たちに新聞を与え、新聞の中に写真が何枚あるかを答えるよう要求しました。<br/>
　自分を不運だと感じている人たちはこつこつと写真を数え続け、平均約2分で答えました。<br/>
　対して幸運と感じている人たちは、たったの数秒で写真の枚数を答えたのです。なぜでしょう。<br/>
　実は、彼らはその新聞の2ページ目に「43枚の写真があります」という一文を見つけたのです。<br/>
<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds.exblog.jp/pds/1/201107/04/35/e0121435_12553851.jpg" border="0" width="309" height="409"/></center><br/>
<br/>
<br/>
　その記事は、不運だと感じている人たちは、数えることに集中しすぎていたと述べています。<br/>
　目的としているものを探し出すのに執着しすぎて、視野が前方一点に集中していたのでしょう。<br/>
　目的以外のものが視野に入っても、価値を直ぐに判別する能力に欠けているのかもしれません。<br/>
　その記事では、新聞の求人広告で仕事を見つけようとする人の例を挙げて説明していました。<br/>
　不運だと感じている人は望みの仕事に執着するあまり、他の良い仕事を見落としてしまう、と。<br/>
<br/>
　翻って、自分は何でも上手くいくと感じている人たちは、自由度が高く、柔軟なのです。<br/>
　目的のものを探すのに余裕があり、視野に飛び込んできた別のものの価値も判別出来ます。<br/>
　最終的に目的のものが見つからなかったとしても、次に価値があるものの存在を覚えています。<br/>
　道を引き返して、次に価値があるものの所まで戻っていくのに、何の不満も不安もありません。<br/>
　そしてこう言うのです。「こんなに良いものが見つかるなんて、本当に上手くいった」と。<br/>
<br/>
　僕はどちらかというと物事のやり方に柔軟性が無く、前方の一点しか目に入らない方です。<br/>
　始めから上手くいかないと気落ちして、イライラしたりウンウン脂汗をかいてしまうのです。<br/>
　逆にウチの彼女はとても柔軟です。楽観的すぎて、僕からすれば不安になるほどです。<br/>
　彼女は度々「こうしたら大丈夫」と言うのですが、何が大丈夫なのかさっぱり分かりません。<br/>
　自分は不幸だと感じている僕と、いつも幸福だと感じている彼女。変な二人です。<br/>
<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds.exblog.jp/pds/1/201107/04/35/e0121435_12591067.jpg" border="0" width="409" height="309"/></center><br/>
<br/>
<br/>
　そんな変な二人も、いつもいた街を離れ、かつて住んでいた街にまた戻ってきました。<br/>
　だから「カツテいた場所。イマいる場所。」はこの回でお終いです。合計で646回となりました。<br/>
　日記って、つまらないことでも重ねていけば、案外書き続けることが出来るものなんですね。<br/>
　終わることに一抹の寂しさも感じますが、時間が流れ、住む所が変わりました。だからお終い。<br/>
　今後は「カツテいた場所。イマいる場所。」とは別の所で、人生が続いていくことになります。<br/>
　<br/>

        ]]></content> 
  </entry>  
  <entry> 
    <title>営み</title>  
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://itatokoro.exblog.jp/15050096/"/>  
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    <issued>2011-07-01T12:00:00+09:00</issued>  
    <modified>2011-07-02T13:39:22+09:00</modified>  
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      <name>x24070ki</name> 
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    <dc:subject>日常/カツテいた場所</dc:subject>  
    <content type="html"><![CDATA[ 
<br/>
　石垣島の空港から飛行機が飛び立つと、眼下には八重山群島を囲む巨大な珊瑚礁が広がります。<br/>
　珊瑚礁がこんなにも大きいとは。珊瑚礁の突端が石垣島から西表島までずっと伸びていました。<br/>
　僕は、珊瑚礁というものは一つの島を囲んで完結するものだと思っていたので、びっくりです。<br/>
　石垣島は一日で一周出来てしまうほどの大きさで、人口もたった4万5千人しかいません。<br/>
　それでも、八重山諸島は島だけで世界と社会を作り、人々は生活を営んでいました。<br/>
<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds.exblog.jp/pds/1/201107/02/35/e0121435_13382469.jpg" border="0" width="409" height="309"/></center><br/>
<br/>
<br/>
　飛行機は那覇で一度着陸し、燃料を積み増しした後、午後4時過ぎにもう一度飛び立ちます。<br/>
　夏至を過ぎたばかりで、太陽はまだ高い位置にあり、海から山まで広がる街を照らしています。<br/>
　いつもいた街で生活していた5年間、僕は出掛けるのに、何度飛行機を使ったか分かりません。<br/>
　僕は飛行機に乗るのが好きではありません。何時間も同じ姿勢を強いられ、とても退屈です。<br/>
　エンジンの騒音と機内サービスが目障りで、思索をじっくりまとめることも出来ません。<br/>
<br/>
　それでも、こうやって上空から街と街の違いを見つけると、興味深く感じるものです。<br/>
　那覇は同じ沖縄とは言え、石垣島とは風景が全く違います。背の低いビルが並んでいます。<br/>
　平地のビルも山の中腹にあるビルも、壁が白くて、南国の風情をうまく作り上げています。<br/>
　石垣島の街は、内地の田舎町同様パッとしません。電話局の電波塔だけが目立っています。<br/>
　ただ、人々の生活の営みは緑の中にありました。紺碧の海に寄り添っていました。<br/>
<br/>
　6時近く。2時間近く飛んだ飛行機は再び高度を落とし、目的の空港まであと少しとなりました。<br/>
　終にこれから僕たちが生きていく街が見えてきました。港湾、巨大な橋、海沿いの工場地帯。<br/>
　住宅地も果てしなく広がっています。今まで何度も、上空からこの風景を見てきたはずです。<br/>
　でも不思議なことに、以前とは違って見えたのです。きっと僕の心持が違うのでしょうね。<br/>
　案外一軒家が多いものです。どの家の屋根も黒くて、黒が向こうまでずっと覆っていました。<br/>
<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds.exblog.jp/pds/1/201107/02/35/e0121435_13384410.jpg" border="0" width="309" height="409"/></center><br/>
<br/>
<br/>
　そう言えば、石垣島にいる間、遊びに夢中になって、実家と連絡をとっていませんでした。<br/>
　空港まで家族が迎えにきてくれることになっているのですが、誰が来るのか確認していません。<br/>
　母は、その日は友だちとサクランボ狩りに行く予定だから、迎えにいけないと言っていました。<br/>
　一回誘いを断ると、以降なかなか誘ってもらえなくなるそうです。ごめん、と謝っていました。<br/>
　そうなんです。これから僕たちが生きていく街は、人間関係がちょっと複雑なんですよね。<br/>
<br/>

        ]]></content> 
  </entry>  
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    <created>2011-07-02T13:39:22+09:00</created>
    <modified>2011-07-02T13:39:22+09:00</modified>
    <issued>2011-07-01T12:00:00+09:00</issued>
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    <title>安全意識</title>  
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    <id>http://itatokoro.exblog.jp/15032741/</id>  
    <issued>2011-06-29T09:17:39+09:00</issued>  
    <modified>2011-06-29T09:17:42+09:00</modified>  
    <created>2011-06-29T09:17:42+09:00</created>  
    <author> 
      <name>x24070ki</name> 
    </author>  
    <dc:subject>非日常/イツモと違う場所</dc:subject>  
    <content type="html"><![CDATA[ 
<br/>
　ウチの彼女の安全意識の欠如は筋金入りだと、石橋を叩いて渡らない僕は思うのです。<br/>
　動きの鈍い彼女に対して僕がイライラすると、彼女はより一層動けなくなってしまうのです。<br/>
　最近、友だちにもそれってどうなのって言われたんです。周囲にも誤解されちゃうよって。<br/>
　その一言は僕の胸をえぐりました。せっかちで、イライラしがちなのは自覚しているんです。<br/>
　どんな状況でも優しく声をかけられる、度量の大きさを培いたいと、日頃思っているのですが。<br/>
<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds.exblog.jp/pds/1/201106/29/35/e0121435_934598.jpg" border="0" width="409" height="309"/></center><br/>
<br/>
<br/>
　今回の旅行でも彼女はやってしまったのです。竹富島のコンドイビーチでの出来事でした。<br/>
　その日は丁度満月で、潮の干満の差が激しく、午後2時頃の海は遠くまで干上がっていました。<br/>
　いつもなら泳いで渡るであろう岩礁も、道を選べば、服を着たままでも歩いていけるのです。<br/>
　深い水溜りのような海でした。清らかな水の中には、青いデバスズメダイが数匹泳いでいます。<br/>
　僕は風景のあまりの美しさに、あっけにとられたほどです。こんな風景が世界にはあるなんて。<br/>
<br/>
　ウチの彼女の実家は磯遊びが大好きで、彼女は小さい頃から磯辺に遊びに連れて行かれました。<br/>
　磯の上の窪みに溜まった海水に、逃げ遅れた魚や、くらげ、イソギンチャクなんかがいます。<br/>
　磯辺でそういう奇怪なものを見つけて過ごすのが、彼女が幼い頃からしている遊びなのでした。<br/>
　彼女はコンドイビーチに着いても、何も言わず、本能に導かれるまま岩礁まで歩き出しました。<br/>
　僕は僕で風景の美しさに夢中になり、彼女が何をしているのか全然気に掛けていませんでした。<br/>
<br/>
　彼女は、いつもの街で買った今流行のサンダルを履き、リュックサックを背負っています。<br/>
　帽子を被っているのにもかかわらず、右手にも傘を差し、絶対日焼けをしない覚悟でいました。<br/>
　左手にはペットボトルを持っています。そんな恰好なのに、彼女は岩を登ろうとしたのです。<br/>
　いつもの僕だったら彼女を強い口調で注意していたことでしょう。安全意識が欠けているって。<br/>
　底の滑るサンダルを履き、両手は塞がっているのです。転んだら体を支えようがありません。<br/>
<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds.exblog.jp/pds/1/201106/29/35/e0121435_941436.jpg" border="0" width="409" height="309"/></center><br/>
<br/>
<br/>
　僕は悲鳴に近い声と、バシャッと水が跳ねる音を聞き、そちらの方向へ顔を向けました。<br/>
　彼女は四つん這いになっています。1分くらいじっとしたまま、起き上がることが出来ません。<br/>
　彼女は苦痛で顔を歪めていますが、僕は何と声を掛けたら良いか分からず、見下ろすだけです。<br/>
　彼女はゆっくり体を起こすと、膝と脛から鮮血がスーッと太い筋を描き、垂れていきました。<br/>
　彼女は二言三言言葉を残すと、真っ白に輝く砂浜に向かってとぼとぼと戻っていきました。<br/>
<br/>

        ]]></content> 
  </entry>  
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    <created>2011-06-29T09:17:42+09:00</created>
    <modified>2011-06-29T09:17:42+09:00</modified>
    <issued>2011-06-29T09:17:39+09:00</issued>
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  <entry> 
    <title>シュノーケリング</title>  
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://itatokoro.exblog.jp/15022394/"/>  
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    <issued>2011-06-27T12:01:00+09:00</issued>  
    <modified>2011-06-27T17:23:14+09:00</modified>  
    <created>2011-06-27T12:01:43+09:00</created>  
    <author> 
      <name>x24070ki</name> 
    </author>  
    <dc:subject>非日常/イツモと違う場所</dc:subject>  
    <content type="html"><![CDATA[ 
<br/>
　Kさんは、シュノーケリングをするなら必ず長袖を着用するべきだと言います。<br/>
　長袖を着ていない人は旅行者くらいなもので、沖縄の強い光線で火傷を負ってしまうとのこと。<br/>
　そう言えば西表島でも、夕方なのに長袖のラッシュガードを着て泳いでいる人を見かけました。<br/>
　足元にもシュノーケリングシューズを履くべきだと言います。珊瑚は先が鋭く尖っています。<br/>
　珊瑚を踏むと皮膚が切れ、しかも水の中で怪我をすると、治りにくいのだそうです。<br/>
<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds.exblog.jp/pds/1/201106/27/35/e0121435_1203057.jpg" border="0" width="409" height="309"/></center><br/>
<br/>
<br/>
　Kさんは生まれも育ちも石垣島で、何でも知っています。今回彼と知り合えて本当に良かった。<br/>
　彼は店の準備前にわざわざ時間をとって、僕たちを米原海岸まで連れてきてくれたのでした。<br/>
　海岸によっては潮が速い所もあるそうで、初心者でも泳げるのが米原海岸なのだと言います。<br/>
　彼はシュノーケルの使い方を講義してくれました。初心者が浅い所でよく溺れるのだそうです。<br/>
　生き物にもやたら触らないように注意されました。強い毒を持つ貝が生息するとのことでした。<br/>
<br/>
　そして彼は珊瑚礁の端まで約500m、僕たちを率いて泳いでくれたのです。<br/>
　当初、波打ち際でぴちゃぴちゃしていればと思っていたのに、まさかあんな所まで行けるとは。<br/>
　珊瑚礁の端は白い波が立っていました。そこまでがコバルトブルーで、その先は深い青色です。<br/>
　水深が15mあるそうで、正直僕は緊張しました。何せ高い所が嫌いで、危険が大嫌いなのです。<br/>
　でも、とにかく付いていくことにしました。地元の人が一緒だと思うと、気が大きくなります。<br/>
<br/>
　海の中は不思議な世界でした。珊瑚に群れる魚は色とりどりで、勝手気ままに泳いでいます。<br/>
　岸近くの海底は珊瑚で出来た砂ばかりで、真っ白で綺麗なのですが、生物はほとんどいません。<br/>
　しかし20mも進めば珊瑚が現れ、魚の数がグッと増えます。魚たち必死に餌を食んでいました。<br/>
　色とりどり、形も様々。泳ぎ方も餌の摂り方もそれぞれで、観察していると興味が尽きません。<br/>
　じっとしていると、魚は僕までつつきだしました。最初、貝に刺されたのかと焦りましたよ。<br/>
<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds.exblog.jp/pds/1/201106/27/35/e0121435_1205598.jpg" border="0" width="409" height="309"/></center><br/>
<br/>
<br/>
　30分泳いで、ようやく珊瑚礁の端に到着しました。急に底が深くなり、水の色が濃くなります。<br/>
　僕はやっぱり怖さを感じました。ただ体を浮かせるだけで、進むことも退くことも出来ません。<br/>
　目が慣れないからか、底が見えません。僕はじっとして、体を波の動きに任せたままです。<br/>
　1mくらい流されたでしょうか。自分の真下に、珊瑚で出来た断崖が垂直に落ちていました。<br/>
　少しずつ目が慣れてきました。自分の下に何も無いなんて、一体どうしたことでしょう。<br/>
<br/>

        ]]></content> 
  </entry>  
  <entry> 
    <title>花舞空</title>  
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://itatokoro.exblog.jp/15005802/"/>  
    <id>http://itatokoro.exblog.jp/15005802/</id>  
    <issued>2011-06-24T08:56:00+09:00</issued>  
    <modified>2011-06-24T09:12:01+09:00</modified>  
    <created>2011-06-24T08:56:09+09:00</created>  
    <author> 
      <name>x24070ki</name> 
    </author>  
    <dc:subject>非日常/イツモと違う場所</dc:subject>  
    <content type="html"><![CDATA[ 
<br/>
　花舞空とは「かむあ」と読みます。石垣島に3年前に新規開店した、中華料理店の名前です。<br/>
　以前住んでいた街の大通り沿いに、懇意にして、足繁く通っている中華料理店がありました。<br/>
　ウチの彼女なんか子供時分からのお得意さんで、肉絲麺をよく注文して食べていたそうです。<br/>
　僕もその店の主人とは何度も言葉を交わしたことがあり、野球も一緒にした憶えがあります。<br/>
　その主人と家族が石垣島へ移住し、店を開いたという話は、僕たちも耳にしていました。<br/>
<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds.exblog.jp/pds/1/201106/24/35/e0121435_854550.jpg" border="0" width="309" height="409"/></center><br/>
<br/>
<br/>
　沖縄に行く前、僕たちは二つで50kgもあるスーツケースをどうするか、頭を悩ませていました。<br/>
　これでもスーツケースの数と重さを減らしたつもりなのですが、他にも細かい荷物があります。<br/>
　今回の旅行はいつもいた街から引き揚げる途中なので、どうしても荷物が増えてしまうのです。<br/>
　しかも、石垣島に行くなら絶対船で離島にも渡りたいと考えていましたから、さあ、大変です。<br/>
　この荷物を抱えて船を乗り降りするなんて狂気の沙汰、何か良い手段はないものでしょうか。<br/>
<br/>
　そんな時でした。お義父さんから花舞空の話を聞き、主人に挨拶をしに行きたいと思ったのは。<br/>
　僕たちは軽い気持ちで電話をしました。沖縄に遊びに行きます、店に寄らせてください、って。<br/>
　ウチの彼女が昔よく食べたあの味を思い出して、懐かしがっているんですよ、とも言いました。<br/>
　お互い久しく顔を見ていませんから、花舞空の主人も当初、記憶を手繰っている感じでした。<br/>
　「えっ、○○さんって、あの。あら、今何していらっしゃるの。ええ、是非いらして下さいよ」。<br/>
<br/>
　話をしていて、主人の人柄の良さを感じました。奥さんの声も、以前と全く変わっていません。<br/>
　僕たちは自分の近況や家族のこと等、会っていなかった数年分の事柄を手短に話しました。<br/>
　今度の旅行は結婚10周年の記念旅行で、でも去年はそれが出来なかったことも話しました。<br/>
　いつもいた街から引き揚げる途中なので、荷物が多く、移動が不便であることも話しました。<br/>
　するとウチで荷物を預かりますよと、花舞空の主人の方から申し出てくださったのです。<br/>
<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds.exblog.jp/pds/1/201106/24/35/e0121435_8545416.jpg" border="0" width="309" height="409"/></center><br/>
<br/>
<br/>
　花舞空で食事をしている間、お客さんがドッと入ってきました。店はとても繁盛しています。<br/>
　島の登録人口4万5千人、一時居留者5千人で、人口の約半数は内地からの移住者だそうです。<br/>
　移住者は内地の味に飢えていて、しかも今まで島には美味しい中華料理店が無かったとのこと。<br/>
　ホテルの主人と話をしても、レンタカーの店員と話をしても、花舞空のことを知っていました。<br/>
　どうやら花舞空は、島民5万人の内ほとんどの人が行ったことのある、超有名店のようです。<br/>
<br/>

        ]]></content> 
  </entry>  
  <entry> 
    <title>石垣島</title>  
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://itatokoro.exblog.jp/14995435/"/>  
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    <issued>2011-06-22T10:03:00+09:00</issued>  
    <modified>2011-06-22T10:28:39+09:00</modified>  
    <created>2011-06-22T10:03:03+09:00</created>  
    <author> 
      <name>x24070ki</name> 
    </author>  
    <dc:subject>非日常/イツモと違う場所</dc:subject>  
    <content type="html"><![CDATA[ 
<br/>
　石垣島を観光して回ると言っても、南北の距離は40kmしかありません。<br/>
　バスも停留場があるほどですから、島の大きさの割には交通が発達していると言えそうです。<br/>
　川平線を、5日間通しで1千円という切符もあったので、僕たちもバスを使うつもりでした。<br/>
　ついこの間まで住んでいた街では、日常の足がバスでしたし、バスにはバスの魅力があります。<br/>
　ただし、荷物を持ってバスの乗り降りをしなくてはならないので、躊躇する部分もありました。<br/>
<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds.exblog.jp/pds/1/201106/22/35/e0121435_1002162.jpg" border="0" width="409" height="309"/></center><br/>
<br/>
<br/>
　で結局、宿泊先の主人の勧めもあって、僕たちはレンタカーを借りることにしたのです。<br/>
　石垣島にはレンタカー会社がごまんとあります。路上を走るクルマの半数は「わ」ナンバー。<br/>
　競争原理がしっかり働き、料金も24時間利用で4千5百円からと、相当お徳ではあるんです。<br/>
　僕はMAZDA DEMIOかSUZUKI SWIFTに感心があったので、どちらかに乗りたかったんですけどね。<br/>
　最終的には、島内で一番の安さを目指すと謳う所で、WAGON R＋を借りることになりました。<br/>
<br/>
　このWAGON R＋が安かろう悪かろうの代表作みたいなクルマで、走らないし止まらないしで散々。<br/>
　アクセルを踏んでも加速しだすのは数秒後ですし、ブレーキを強く踏んでも進み続けるのです。<br/>
　狭い島を移動するのに一時的に借りるだけですから、クルマなんて何でも良いんですけどね。<br/>
　車高のあるクルマなので、他と比べたら見晴らしも良く、海が遠くまで見渡せているはずです。<br/>
　車体の色も石垣島の海と空に似合っていますし、これはこれで悪くない選択かもしれません。<br/>
<br/>
　でも、次の日にはSUZUKIのSkyWaveという、250ccのビッグスクーターに変えました。<br/>
　僕は大型二輪の免許を持っているのですが、ここ数年はバイクに乗る機会がありませんでした。<br/>
　それで、こんな旅先でもなければバイクに乗ることも無いだろうと、思いっきってみたのです。<br/>
　独身時代、バイクに乗れる女性と、二人でツーリングに出掛けるのに憧れたことがありました。<br/>
　ところが自身がバイクから降りてしまいましたし、結婚した相手もバイクに乗れませんでした。<br/>
<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds.exblog.jp/pds/1/201106/22/35/e0121435_1005432.jpg" border="0" width="409" height="309"/></center><br/>
<br/>
<br/>
　僕はビッグスクーターと言うものを初めて運転したのですが、とても爽快な乗り物ですね。<br/>
　向きを変えるのは容易ですし、足付き性も抜群。ブレーキだってしっかり利いて、止まれます。<br/>
　後ろに彼女を乗せると停車に神経を使いますが、走っている分には何の重さも感じません。<br/>
　海沿いを走りました。潮風を浴びたのですが、サラッとして体がべた付くことはありません。<br/>
　初めて僕の後ろに乗ったウチの彼女も、怖がるどころか終始楽しそうにしていました。<br/>
<br/>

        ]]></content> 
  </entry>  
  <entry>
    <title type="text"><![CDATA[PR: 【各種割引でお得】クラブメッド石垣島リゾート]]></title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://rss.rssad.jp/rss/ad/AcDhOBT8ME.Q/uLa_dm3kiMXf?type=2&amp;ent=aaf8842b933427938fa5bfc7eb0a06f2"/>
    <content type="html"><![CDATA[<table cellspacing="0" cellpadding="0"><tbody><tr><td align="center" valign="center"><a href="http://rss.rssad.jp/rss/ad/AcDhOBT8ME.Q/uLa_dm3kiMXf?type=2" target="_blank"><img alt="" style="border: 0;" border="0" src="http://rss.rssad.jp/rss/img/AcDhOBT8ME.Q/uLa_dm3kiMXf?type=3&ent=aaf8842b933427938fa5bfc7eb0a06f2"/></a></td><td> &nbsp; </td><td valign="top" > 旅行代金に飲食が込みなので安心。美しいビーチでのバカンスをお楽しみください。 </td></tr></tbody></table><div style="font-size:10px;"><span style="padding-top:5px;"><br style="display:none"/><a href="http://www.rssad.jp/trendmatch/trendmatch.html">Ads by Trend Match</a></span><br/></div>]]></content>
    <created>2011-06-22T10:03:03+09:00</created>
    <modified>2011-06-22T10:28:39+09:00</modified>
    <issued>2011-06-22T10:03:00+09:00</issued>
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    <title>西表島</title>  
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    <issued>2011-06-20T06:41:00+09:00</issued>  
    <modified>2011-06-21T08:34:47+09:00</modified>  
    <created>2011-06-21T08:34:47+09:00</created>  
    <author> 
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    </author>  
    <dc:subject>非日常/イツモと違う場所</dc:subject>  
    <content type="html"><![CDATA[ 
<br/>
　僕は八重山諸島を旅行すると決めた後も、何をしたら良いのかピンときませんでした。<br/>
　確かに知らない土地を旅行するなら、団体で決められた旅程をこなすのが一番楽ですよね。<br/>
　でも、結婚十周年を記念するのが今回の副題ですから、団体旅行には参加したくないのです。<br/>
　僕とウチの彼女だけで楽しむにはどうしたら良いのか、インターネットで資料を調べました。<br/>
　でも、やっぱり駄目なのです。インターネットの資料って、今一つ伝わってこないんですよね。<br/>
<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds.exblog.jp/pds/1/201106/21/35/e0121435_7451536.jpg" border="0" width="409" height="309"/></center><br/>
<br/>
<br/>
　それで、今回は旅程をきっちり決めないで、現地に行ってから考えることにしたのです。<br/>
　現地の光を見、空気を感じれば、自ずと予定表は埋まっていくだろうと考えたのでした。<br/>
　したいことだけを決めておきます。まず牛車に乗りたい、なら竹富島に行ったら良いだろうな。<br/>
　僕はカヌーに乗りたいし、彼女は沢登りをしたい。西表島へ行ったら、自然を満喫出来そうだ。<br/>
　素潜りをして熱帯魚と戯れたい。石垣島に3泊することにしたから、時間は十分とれるよね。<br/>
<br/>
　カヌーとトレッキングのツアーも、西表島に着いてから、ホテルの人に予約してもらいました。<br/>
　当日迎えに来てくださったのが、ツアー会社ハイビスカスのTさん。60歳くらいでしょうか。<br/>
　島の生き字引みたいな方で、島のことなら社会から生物まで、何でも答えてくださるのです。<br/>
　雑草、鳥の鳴き声、道に空いている穴等々、Tさんは笑顔で、事細かに解説してくれました。<br/>
　家は三代続く島人だそうで、原生林に入るのが子供の頃の遊びだったとTさんは言います。<br/>
<br/>
　まずマングローブの原生林を横切る川でカヌーに乗り、ピナイサーラの滝を目指します。<br/>
　川の海抜はほぼ0mなので、水の流れはほとんど感じられず、初心者でも十分櫂を漕げます。<br/>
　たまに南風が吹くので、舳先の向きを変えるのに、櫂を漕ぐ腕に力を込めることになります。<br/>
　でも、波立つ水面がキラキラ美しく光っているのを見ると、風が吹いて欲しいとも思います。<br/>
　マングローブの林が行儀良く並んでいます。林の奥で奇妙な音が響いているのが聞こえます。<br/>
<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds.exblog.jp/pds/1/201106/21/35/e0121435_7455565.jpg" border="0" width="309" height="409"/></center><br/>
<br/>
<br/>
　ピナイサーラの滝までは、カヌーを降りて、山道を20分ほど登ることになりました。<br/>
　ここ1ヶ月ほど雨が降っていないそうで、滝の水量は普段よりも断然少ないのだそうです。<br/>
　風で滝の流れが変わるほどの水量しかありません。僕は滝の直ぐ近くまで行ってみました。<br/>
　飛沫が細かく飛んできて、サングラスを軽く濡らしました。飛沫一粒一粒が輝いています。<br/>
　ほんの10mくらい近づいただけなのに、滝の美しさが更に数段上がったように思えました。<br/>
<br/>

        ]]></content> 
  </entry>  
  <entry> 
    <title>竹富島</title>  
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    <issued>2011-06-17T23:40:00+09:00</issued>  
    <modified>2011-06-19T01:10:26+09:00</modified>  
    <created>2011-06-19T01:10:26+09:00</created>  
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      <name>x24070ki</name> 
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    <dc:subject>非日常/イツモと違う場所</dc:subject>  
    <content type="html"><![CDATA[ 
<br/>
　八重山諸島。ウチの彼女は約20年前に一度、祖母に連れられて旅行に来たことがあります。<br/>
　その時は七島巡りだか八島巡りだったか、旅行社の企画に参加した、団体旅行だったそうです。<br/>
　彼女は時々、星空の美しさや海の真ん中にいる感覚等々、沖縄の素晴らしさを話してくれます。<br/>
　以前、僕にとっても沖縄は憧れでした。南の島、青い海、白い砂浜、宇宙が透けて見える空。<br/>
　大人になって久しくその感覚を忘れていましたが、時を経て僕は終に沖縄にやってきました。<br/>
<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds.exblog.jp/pds/1/201106/19/35/e0121435_113027.jpg" border="0" width="309" height="409"/></center><br/>
<br/>
<br/>
　沖縄はすでに梅雨明けを迎えたそうで、例年よりも2週間早く、観測史上最も早いそうです。<br/>
　もうこれは嬉しいと言う外ありません。晴れている時と曇り空では海の色が全く違うのです。<br/>
　飛行機から一歩踏み出し、タラップ上から周囲を見回すだけで、色の鮮やかさに気付きました。<br/>
　南の太陽はただでさえ強力なのに、空気の透明度が物凄く高く、光が遠慮を知らないのです。<br/>
　何もかもが白く見えるのでした。サングラスを急いで取り出しました。<br/>
<br/>
　僕は竹富島へ到着して、更に白く、青く、緑色の世界を体験することになります。<br/>
　皆治浜に出、干潮時の遠浅の海を望みます。砂は珊瑚が細かく砕けたものなのだそうです。<br/>
　海は水が澄んでいて、珊瑚の色が透けて見えます。そして天空の藍も映し出していました。<br/>
　南国の海は写真や映像を通して見たことがありましたが、嗚呼、全てが全くの嘘だったとは。<br/>
　自分の目に直接飛び込んでくる色はあんなものではありません。五感を刺激する色彩なのです。<br/>
<br/>
　竹富島の家は、ほとんどが伝統的な赤瓦の平屋建てで出来ていることは有名です。<br/>
　島民の数は多くないとは言え、住民で意思統一をし、雰囲気を守るのは簡単ではないでしょう。　<br/>
　屋根にはシーサーが載せられています。尻を持ち上げ、悪に飛び掛る構えをしているそうです。<br/>
　道には住民の手で珊瑚の砂が敷かれていました。日光を反射し、路面は真っ白に輝いています。<br/>
　ウチの彼女は日傘を差していましたが、地面からも紫外線が飛んでくるので、役に立ちません。<br/>
<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds.exblog.jp/pds/1/201106/19/35/e0121435_183513.jpg" border="0" width="409" height="309"/></center><br/>
<br/>
<br/>
　竹富島を歩いている間中、僕は「何だこれ」と、幾度口にしたか分かりません。<br/>
　何かが変だというわけではありません。信じられないほど美しいものばかりだったからです。<br/>
　今まで僕が必死になって生きてきた間も、この美しさは僕と無関係に存在していたわけです。<br/>
　僕が喜怒哀楽の起伏を激しく転がっている間も、竹富島の時間はゆっくり流れていたわけです。<br/>
　竹富島は、僕が今までいた世界とは全く別の、もう一つの世界でした。<br/>
<br/>

        ]]></content> 
  </entry>  
  <entry> 
    <title>完了</title>  
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    <issued>2011-06-15T23:50:00+09:00</issued>  
    <modified>2011-06-18T18:14:11+09:00</modified>  
    <created>2011-06-18T18:14:11+09:00</created>  
    <author> 
      <name>x24070ki</name> 
    </author>  
    <dc:subject>日常/イマいる場所</dc:subject>  
    <content type="html"><![CDATA[ 
<br/>
　昨日午後3時半、3年間借りていた部屋の家主がやってきて、鍵を引き取っていきました。<br/>
　それまでに家財を「あげる」「捨てる」「持ち帰る」「送る」に分類しなくてはなりませんでした。<br/>
　越してきた時も大変でしたが、今回も必死になって家財を処理しなければなりませんでした。<br/>
　ウチの彼女なんか早くから始めていたのに、作業量が多すぎて、直前まで処理が終わりません。<br/>
　最後はもうグタグタ。猛暑の中、よく全てを完了させてくれたものです。ありがとうね。<br/>
<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds.exblog.jp/pds/1/201106/18/35/e0121435_1874358.jpg" border="0" width="409" height="309"/></center><br/>
<br/>
<br/>
　持って帰らないし送らないけど、まだまだ使えるものを表にまとめ、友だちに回覧しました。<br/>
　こんなもの誰も要らないだろうと思うものも中にはありました。例えば竹製折り畳みベッド。<br/>
　幅90cmほどのものが二つあり、それらを引っ付けて、180cm幅のマットレスを載せていました。<br/>
　すでに4年経ちましたが、たまのお客さんが使っていた程度で、第一腐るものでもありません。<br/>
　でも、ベッドなんて誰だって持っていますからね。引き取り手なんていないと思っていました。<br/>
<br/>
　買ってから2年くらいしか経っていない液晶テレビは、捨てるにはあまりにも惜しいです。<br/>
　ミキサーは買ってから4年間使いましたが、今も現役ですし、作れる料理がグッと増えます。<br/>
　ところが機械はかさ張るので持って帰るのは無理ですし、送るとなると費用がかかります。<br/>
　第一この街の電気の電圧は220Vで、機械を持って帰っても100Vの地域では使えないのです。<br/>
　誰か引き取ってくれないかなあ。買い取ってくれればなお嬉しいんだけど。<br/>
<br/>
　ところが僕の心配をよそに、全て貰われていったのです。一つ残らず、あっと言う間でした。<br/>
　欲しい人には一覧表に名前を記入してもらったのですが、まずベッドから欄が埋まったのです。<br/>
　液晶テレビも寝転がって見るのに丁度良いと、Dさんが市価の1/10の値段で買っていきました。<br/>
　更に引っ越しの際、友だちが手伝いに来たついでに、どんどん持っていってくれたのでした。<br/>
　方位磁針、ドアベル、ドラえもんの漫画。これもと驚くものまで、片付けてくれたのです。<br/>
<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds.exblog.jp/pds/1/201106/18/35/e0121435_188264.jpg" border="0" width="409" height="309"/></center><br/>
<br/>
<br/>
　今日の午後6時過ぎ、僕たちの乗った飛行機は定刻通り、いつもの街を離れました。<br/>
　飛行機は高度を上げ始めたかと思うと、直ぐ左へ旋回しました。左の窓から街が見えます。<br/>
　まるで街の地図が飛行機の窓に描かれたかのように、街の全てがはっきり識別出来ました。<br/>
　まず友人の家が見つかり、続いていつもの駅が見えました。そこから東に通りが伸びています。<br/>
　その通りの先には、あっ、あった。さっきまで僕たちがいたマンションが見えたのでした。<br/>
<br/>

        ]]></content> 
  </entry>  
  <entry>
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    <content type="html"><![CDATA[<table cellspacing="0" cellpadding="0"><tbody><tr><td align="center" valign="center"><a href="http://rss.rssad.jp/rss/ad/AcDhOBT8ME.Q/kGlKd4eW9fZf?type=2" target="_blank"><img alt="" style="border: 0;" border="0" src="http://rss.rssad.jp/rss/img/AcDhOBT8ME.Q/kGlKd4eW9fZf?type=3&ent=739eeeee335a71c907c68ab8ba05c4c0"/></a></td><td> &nbsp; </td><td valign="top" > 断熱内窓インプラス遮熱タイプなら、窓から侵入する夏の強烈な日射熱を５８％カット </td></tr></tbody></table><div style="font-size:10px;"><span style="padding-top:5px;"><br style="display:none"/><a href="http://www.rssad.jp/trendmatch/trendmatch.html">Ads by Trend Match</a></span><br/></div>]]></content>
    <created>2011-06-18T18:14:11+09:00</created>
    <modified>2011-06-18T18:14:11+09:00</modified>
    <issued>2011-06-15T23:50:00+09:00</issued>
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    <title>腹出し</title>  
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    <issued>2011-06-13T23:30:00+09:00</issued>  
    <modified>2011-06-14T10:36:43+09:00</modified>  
    <created>2011-06-14T10:36:43+09:00</created>  
    <author> 
      <name>x24070ki</name> 
    </author>  
    <dc:subject>日常/イマいる場所</dc:subject>  
    <content type="html"><![CDATA[ 
<br/>
　さっきまでHさん夫婦、そしてL君と一緒に食事をしていたんです。<br/>
　Hさん夫婦は相変わらずの自由人で、約束から50分遅れて、約束の場所に歩いてきました。<br/>
　丁度僕たちも、夕方の渋滞で40分も遅れたので、差がつかなかったからいいんですけどね。<br/>
　今Hさんたちの所に同居しているL君は、Hさんたちから更に10分遅れて店にやってきました。<br/>
　なんでも、走っている途中、風が気持ち良くて、さっきまで海岸沿いで寝てしまったそうです。<br/>
<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds.exblog.jp/pds/1/201106/14/35/e0121435_104393.jpg" border="0" width="309" height="409"/></center><br/>
<br/>
<br/>
　とまあ、遺憾なく自由人ぶりを発揮しているH家の3人。<br/>
　Hさん夫婦とL君が持ち出してきた話題がとても変でした。主題は「男も女も上着を脱ぐ」。<br/>
　この街の男性は、中途半端に暑い時期になると、服をたくし上げて脇に挟む習慣があります。<br/>
　大体そういう人は、腰周りの脂肪が分厚く、熱が溜まり易いので外に放出したいのでしょう。<br/>
　それはもうみっともない。誰だって初めてあれを見ちゃうと、目を丸くして驚くはずです。<br/>
<br/>
　更にもう一つ、腹出し男の他に、ボタンを外し、胸を大きくはだけている男性もいます。<br/>
　そういう人の体は大体締まっていて、体脂肪率7%、筋肉がぎっちり割れて、黒く焼けています。<br/>
　つまり体に自信があるわけです。世間に公開したいわけです。とどのつまり露出狂なわけです。<br/>
　随分な物言いですが、実を言うと、僕も1回だけ腹を出して歩いてみたことがあります。<br/>
　夜、帰宅途中、気温と湿度の酷さに耐えかねたのですが、これが思いの外涼しいのでした。<br/>
<br/>
　HさんもL君も、毎日公園で1時間近く走っています。その時、上着を脱ぐのだそうです。<br/>
　そうすると涼しいのだと二人は声を揃えて言います。「しかも」とL君は言葉を継ぎました。<br/>
　他にも走っている人が結構いるそうなのですが、男性は誰も上着を着ていないのだとか。<br/>
　そんな中二人だけが上着を着ていると、浮いて仕方が無いと、それも脱ぐ理由だと言います。<br/>
　へえ、そんなものですかね。走るのが好きではない僕は、ふうん、と答えるだけでした。<br/>
<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds.exblog.jp/pds/1/201106/14/35/e0121435_105148.jpg" border="0" width="309" height="409"/></center><br/>
<br/>
<br/>
　Hさんの奥さんも、この季節、自分の部屋ではよく上着を脱いで過ごすそうです。<br/>
　これはやった方が良いと、他の女性にも勧めていました。Hさんはそれを聞いて笑っています。<br/>
　家には同居人のL君がいますから、まさか共用の場所ではそんな恰好をしてないでしょうけど。<br/>
　ただ、三人とも相当な自由人ですからね。話を聞いていると、何だか危ない気がしてきました。<br/>
　今日も朝から暑かったなあ。夏至が近づくにつれ、日差しはますます強烈になっていきます。<br/>
<br/>

        ]]></content> 
  </entry>  
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    <created>2011-06-14T10:36:43+09:00</created>
    <modified>2011-06-14T10:36:43+09:00</modified>
    <issued>2011-06-13T23:30:00+09:00</issued>
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    <title>麻婆茄子丼</title>  
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    <issued>2011-06-10T15:11:00+09:00</issued>  
    <modified>2011-06-13T15:11:49+09:00</modified>  
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    <dc:subject>日常/イマいる場所</dc:subject>  
    <content type="html"><![CDATA[ 
<br/>
　太陽が猛り狂ったように照り輝く正午過ぎ、道の上には真っ黒な影が映っていました。<br/>
　僕は一人、家に歩いて帰ろうとしていました。さっき食事をし、店から出てきたばかりです。<br/>
　ウチの彼女と仲の良い女性が、皆で一緒に食事をしようと、洋食店でご馳走してくれたのです。<br/>
　僕たちもちょくちょく使う店で、料理の味は分かっています。僕は麻婆茄子丼を頼みました。<br/>
　僕は遅れて店に着きました。ウチの彼女や友人たちはもう注文を済ませていました。<br/>
<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds.exblog.jp/pds/1/201106/13/35/e0121435_1453387.jpg" border="0" width="409" height="309"/></center><br/>
<br/>
<br/>
　麻婆茄子丼が出てきました。大きなお碗に、うんざりするほどの量のご飯が盛ってあります。<br/>
　以前、ステーキ専門店に行ったことがあるのですが、あそこもやたらとご飯の量が多かった。<br/>
　鉄板に大きなステーキが載っていて、焼ける音をたてているわけですが、野菜はちょっとだけ。<br/>
　もうこの歳になると、そんなに肉ばかりをがっついて食べられません。量より質重視なのです。<br/>
　肉と米だけで胃がパンパンになり、とてもつまらない気持ちにさせられるステーキ店でした。<br/>
<br/>
　麻婆茄子の茄子って油で揚げてあるじゃないですか。電灯の光で、てかっています。<br/>
　通常なら、ウチの彼女が別のおかずを注文して、僕と半々で食べることにしているのです。<br/>
　ところが今回は、彼女の注文したものにも白米も付いていて、しかも結構な量がありました。<br/>
　そのご飯を友人に半分分けたのです。注文の際、二人で相談して、そう決めていたようでした。<br/>
　僕は仕方なく麻婆茄子丼を一人で平らげることになります。いつも通り、米の一粒も残さずに。<br/>
<br/>
　麻婆茄子丼は二人分の量はあったはずです。熱量だけで言えば、三人分はあったでしょう。<br/>
　食べている最中に苦しくなって、最後は胃がはち切れんばかりでしたが、無理して食べました。<br/>
　隣で食べている別の友人は、大豆と赤豆、それに雛豆の載っているサラダを食べています。<br/>
　僕にはそれが羨ましく見えました。麻婆茄子丼だって、見た目ほど油っぽくはありません。<br/>
　味もなかなかのものです。でもすっきりしたものにすれば良かった、と後悔したのでした。<br/>
<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds.exblog.jp/pds/1/201106/13/35/e0121435_1455418.jpg" border="0" width="309" height="409"/></center><br/>
<br/>
<br/>
　そんな状態で店の外に出た人間にとって、この時季の正午過ぎの陽光は強過ぎます。<br/>
　もしかして、歩いて帰ったら細胞が昇華し始めるのではないかと、真剣に心配になりました。<br/>
　それは大げさだとしても、日射病になる可能性は十分あります。バスに乗るべきでしょうか。<br/>
　ただ、僕はさっき体内に吸収してしまった熱量のことが物凄く気になって、決断に迷いました。<br/>
　やっぱり歩いて帰るしかないか。暑さのせいで、外を歩いている人をほとんど見かけません。<br/>
<br/>

        ]]></content> 
  </entry>  
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    <title>記憶</title>  
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    <issued>2011-06-08T22:32:00+09:00</issued>  
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    <dc:subject>日常/イマいる場所</dc:subject>  
    <content type="html"><![CDATA[ 
<br/>
　MickyとAxueは、例のアウシュビッツバスに乗って帰っていきました。<br/>
　その後、一週間ほどして、Mickyからメールが送られてきました。<br/>
「そちらから戻ってきて、もう一週間が過ぎてしまいました。<br/>
　お二人が帰った後、きっと一年という時間もあっと言う間に過ぎていくのでしょう。<br/>
　そして、『また一年がこんなにも早く過ぎてしまった』なんて言うのだと思います」。<br/>
<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds.exblog.jp/pds/1/201106/10/35/e0121435_23115397.jpg" border="0" width="309" height="409"/></center><br/>
<br/>
<br/>
「ありがとうございます。私のために歌を歌ってくださって。<br/>
　ありがとうございます。私のために食事を用意していただいて。<br/>
　ありがとうございます。私と一緒に楽しく過ごしてくださって。<br/>
　ありがとうございます。写真を撮ってくださって。<br/>
　ありがとうございます。素敵なプレゼントを頂きました」。<br/>
<br/>
「実を言うと、あの夜、『アウシュビッツバス』に乗り込んだ時、私はワクワクしていたんです。<br/>
　だって、お二人がいつも私の所に来てくださった時の体験を、私も出来るわけですから。<br/>
　お二人にとっては辛い体験だったのに、私はワクワクしていたなんて、何だか変ですね。<br/>
　私は横になってイヤホンを耳に掛け、お二人が私に送ってくださった歌を聴いていました。<br/>
　その時、涙が流れて止まらなくなってしまったんです」。<br/>
<br/>
「今までこんなことはありませんでした。初めてだと言ってもいいくらいです。<br/>
　満たされた気持ちになって、涙が出てきて、感動で涙が止まらなくなってしまって。<br/>
　お二人との友情から得た抱えきれないほどの何かを持って帰るような気持ちを味わいました。<br/>
　こんなにも満たされた気持ちになるとは思いもしませんでしたし、それは今も続いています。<br/>
　私も、お二人から受けた溢れるほどの良い物を、他の友人にも分けられたらと思っています」。<br/>
<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds.exblog.jp/pds/1/201106/10/35/e0121435_23171831.jpg" border="0" width="309" height="409"/></center><br/>
<br/>
<br/>
「その後思ったのが、私の頭には貴重なものがいっぱい詰まっている、ということです。<br/>
　考えたこと、思い出、学んだこと。どんなものを以ってしても、取り替えられない貴重なもの。<br/>
　そう思ったら、また考えてしまったんです。『記憶を失ったらどうなっちゃうんだろう』って」。<br/>
　そうでした。Mickyがバスに乗る直前、記憶を失ったらどうなるか、突然質問してきたのです。<br/>
　あの時、僕はあまりにも唐突な質問に戸惑いました。そうか、そういうことだったんだ。<br/>
<br/>

        ]]></content> 
  </entry>  
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    <created>2011-06-10T23:18:39+09:00</created>
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    <title>モーターボート</title>  
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    <issued>2011-06-06T23:13:00+09:00</issued>  
    <modified>2011-06-17T04:40:48+09:00</modified>  
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      <name>x24070ki</name> 
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    <dc:subject>日常/イマいる場所</dc:subject>  
    <content type="html"><![CDATA[ 
<br/>
　ほとんど遊びに行くような所の無いこの街に、Mickyたちは4回もやって来てくれたわけです。<br/>
　僕たちも、さすがに今回は彼女たちをどこへ連れて行けばいいか分からず、頭を悩ませました。<br/>
　数年前に頂いた遊覧船の切符が一枚あるから、これを使って皆で乗ればいいかなあ、とか。<br/>
　それとも最近行楽地として開発された島があるようだから、海を渡っていってみようか、とか。<br/>
　とにかくこの街には海しかありません。どうしたって遊ぶなら海になっちゃうんですよねえ。<br/>
<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds.exblog.jp/pds/1/201106/07/35/e0121435_23151266.jpg" border="0" width="409" height="309"/></center><br/>
<br/>
<br/>
　で、結局モーターボートに乗ることになりました。女性をもう二人加えて、乗客は計6人です。<br/>
　河岸に大きな公園があって、そこからモーターボートが出、遊覧を楽しませてくれるそうです。<br/>
　そう言えば、僕も公園を散歩している時に、麦藁帽子を被った女性によく声をかけられました。<br/>
　「船に乗らんかね」。勧誘がしつこく、胡散臭く思えたので、僕は乗ったことがありません。<br/>
　河の真ん中まで出た後、脅されて追加料金を要求されたら逃げようがないと思ったのです。<br/>
<br/>
　モーターボートは定時の出航ではなく、客が来たら出すことにしているのでした。<br/>
　モーターボートはパッと見とても小さくて、大人6人が一度に乗れるようには思えません。<br/>
　しかも艫には男性が座り、舵を握っているのです。正直、僕は乗るのに一瞬躊躇しました。<br/>
　舳先にタイヤを括り付け、接岸しています。客は船首の上を渡り、中へ乗り込むのでした。<br/>
　中に乗り込んでみると案外空間は広くて、船頭を含め7人が十分に座れたのは驚きでした。<br/>
<br/>
　河の真ん中までボートは凄い勢いで進んでいきます。これが思いの外刺激的で楽しいのです。<br/>
　その日の空気は水分をタップリ含み、朦朧としていて先はそれ程見通せるわけではありません。<br/>
　向こうに河を渡る釣り橋があります。船頭の説明によると全長が4kmもあるとのことでした。<br/>
　霞の向こうにあるために巨大な橋も非現実的で、どこか絵画を見ているかのような印象です。<br/>
　川下から貨物船がドロリと油を流したかのような水面を掻き分けながら、航行してきました。<br/>
<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds.exblog.jp/pds/1/201106/07/35/e0121435_23153551.jpg" border="0" width="409" height="309"/></center><br/>
<br/>
<br/>
　もうそろそろ岸に戻ろうかという時、同じように岸に向かって進む、一艘の船を見つけました。<br/>
　いや、船と言うよりは筏、いやいや、筏とすら呼べない、発泡スチロールの板に乗っています。　<br/>
　前には帽子を被った男性が膝をついて櫂を漕ぎ、後ろに一人の男性乗客を乗せていました。<br/>
　男性は木製の低い椅子に座っています。顔は日に焼けすぎて、信じられないほど真っ黒です。<br/>
　僕は冗談で声をかけました、「船賃は幾らですか」。男性は笑顔で「ただだよ」と答えました。<br/>
<br/>

        ]]></content> 
  </entry>  
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    <created>2011-06-07T23:35:15+09:00</created>
    <modified>2011-06-17T04:40:48+09:00</modified>
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    <title>強さ</title>  
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    <issued>2011-06-03T16:06:00+09:00</issued>  
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      <name>x24070ki</name> 
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    <dc:subject>日常/イマいる場所</dc:subject>  
    <content type="html"><![CDATA[ 
<br/>
　Mickyと知り合って、もう7年になります。前回彼女と会ったのが、5月の香港ででした。<br/>
　その際、僕たちは間もなく今いる街を引き揚げなければならないということを伝えました。<br/>
　それまでは、他の友だちにも、彼女にはそのことを伏せておくようお願いしてありました。<br/>
　Mickyは特別な友人です。彼女にだけは、自分たちの口から直接伝えるべきだと思ったのです。<br/>
　23歳のMickyは、僕たちの将来の計画を静かな微笑を湛えたまま、じっと聞いてくれました。<br/>
<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds.exblog.jp/pds/1/201106/06/35/e0121435_168961.jpg" border="0" width="409" height="309"/></center><br/>
<br/>
<br/>
　Mickyが5月末に僕たちの所まで遊びにくる計画を立てたのは、その場でのことでした。<br/>
　彼女との付き合いも長くなりましたから予想はしていましたが、それにしても行動が素早い。<br/>
　Mickyは直前まで誰を誘うか迷っていました。彼女は今まで3回、この街に遊びに来ています。<br/>
　その内1回だけ一人で来たことがありますが、それ以外は全てAxueを連れてきていました。<br/>
　僕たちもそれでAxueと知り合えたのでした。<br/>
<br/>
　僕たちがMickyと知り合った頃は、彼女はまだ高校生1年生くらいだったと思います。<br/>
　あの時は、随分人懐っこい子がいるものだと思っていました。よく笑い、よくしゃべります。<br/>
　自分の人生に真剣に向き合い、毎日を懸命に楽しんでいるのが、僕たちにも伝わってきました。<br/>
　僕たちと話をしていて、要点を書き留めたりさえするのです。それでいて嫌味がありません。<br/>
　清々しいMicky。僕たちとウチの彼女は、次第にMickyに惹かれるようになっていきました。<br/>
<br/>
　ウチの彼女とは一回り以上、僕に至っては二回りも歳が離れているのに、大の親友です。<br/>
　さて、Mickyは数年前に大学の英文科を出た後も、英語の勉強を欠かさず、とても堪能です。<br/>
　しかし、英語に関係する仕事には就かず、自分で家庭教師をして生計をたてる道を選びました。<br/>
　と言うのも、Mickyは一時期社会の激しい波に翻弄され、精神を病んだことがあったからです。<br/>
　社会の発展と共に人々の生活リズムが加速しています。皆、否応無しに巻き込まれています。<br/>
<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds.exblog.jp/pds/1/201106/06/35/e0121435_1685077.jpg" border="0" width="409" height="309"/></center><br/>
<br/>
<br/>
　彼女の真面目さが災いしたとも言えるでしょう。ただし、Mickyは自分を即見つめ直しました。<br/>
　大人たちに意見を求め、周囲に歩調を合わせるのではなく、自分に合う速さを探し続けました。　<br/>
　自分を過度に忙しくさせないよう仕事を選びました。確かに、家庭教師なら融通が利きます。<br/>
　僕が飲食にも気を付けるよう忠告したら、Mickyはその後栄養学講座にも通ったそうです。<br/>
　彼女の素直さと利口さ愛らしさ、それにぶれない芯の強さに、いつも感心させられます。<br/>
<br/>

        ]]></content> 
  </entry>  
  <entry> 
    <title>iMac</title>  
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://itatokoro.exblog.jp/14888772/"/>  
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    <issued>2011-06-01T09:25:00+09:00</issued>  
    <modified>2011-06-03T10:46:47+09:00</modified>  
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      <name>x24070ki</name> 
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    <dc:subject>日常/イマいる場所</dc:subject>  
    <content type="html"><![CDATA[ 
<br/>
　僕たちがこの街にやってきたのが5年前。その時はすでにWindows XPが普及していました。<br/>
　と言っても、誰一人正規のWindows XPを買ったことはなく、全部複製されたものだったのです。<br/>
　パソコンを買っても中にOSは入ってなく、店で一枚のCDからインストールするのが当たり前。<br/>
　当時、正規品の入ったパソコンが欲しいと友だちが言ったら、店員は首を振って言いました。<br/>
　「そんなもの、この街のどこへ行ったって売っていませんよ」。<br/>
<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds.exblog.jp/pds/1/201106/03/35/e0121435_10414454.jpg" border="0" width="409" height="309"/></center><br/>
<br/>
<br/>
　OSはただ、勿論後でインストールするソフトウェアもただ。<br/>
　例え人様の知的財産だとしても、ただで手に入るようなものにお金をかけたりはしません。<br/>
　どんなものであれ、ソフトウェアは悪意のある人たちに解析されて、複製されてしまうのです。<br/>
　笑ってしまうことに、複製ソフトウェアをCDに詰め、二束三文で売っている店もありました。<br/>
　しかし、誰も買いませんよね。知人から借りて、インストールすればいいだけの話ですから。<br/>
<br/>
　ところがここにきて、Vista或いは7の入ったパソコンを買いたがらない人が出始めました。<br/>
　XP時代のソフトウェアを使いたいがために、最新のパソコンにわざわざXPを入れ直すのです。<br/>
　Vistaや7では、XP時代のソフトウェアが使えないことが多く、複製品が意味を成しません。<br/>
　じゃあ最新版を複製すればいいということになりそうなものですが、でも駄目でしょうね。<br/>
　だって、誰も新にソフトウェアを開発したいと思いませんよ、結局複製されちゃうのに。<br/>
<br/>
　だから、AppleのiMacが売られていることに驚いたのです。WindowsとはOSが別物です。<br/>
　iMacを買ったら、どうあったってMac OS用ソフトウェアを改めて購入しなければなりません。<br/>
　iMacは圧倒的少数ですから、この街では複製ソフトウェアですら売っていないように思えます。<br/>
　確かにMac OS XにはBoot Camp が搭載されていて、これを使えばWindowsも実行出来ます。<br/>
　でも、それでは皮だけがAppleで中身はWindows、所有する意義が半減してしまいますよね。<br/>
<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds.exblog.jp/pds/1/201106/03/35/e0121435_1042884.jpg" border="0" width="409" height="309"/></center><br/>
<br/>
<br/>
　とは言え、見たところiMacにWindowsを入れていた店は一軒だけで、あとは素のままでした。<br/>
　iMacの購入者は、新にMac OS用のソフトウェアをどこからか買ってくる必要があります。<br/>
　それは同時に、今まで使っていたWindows用ソフトウェアを捨ててしまうことも意味します。<br/>
　この街にも、ソフトウェアに涼しい顔をしてお金をかけられる富裕層が誕生したのでしょうか。<br/>
　僕には、この街のお金持ちが、お金をかけられる目新しいものに飢えているように見えます。<br/>
<br/>

        ]]></content> 
  </entry> 
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