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    <title>ににんの仲間　　　　　　　　　句集の申し込みは「ににん」へ</title>  
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    <description>ににんの仲間の著書 句集の申し込み問い合わせは「ににん」へ</description>  
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    <pubDate>Thu, 5 Apr 2012 22:30:02 +0900</pubDate>  
    <dc:date>2012-04-05T22:30:02+09:00</dc:date>  
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      <title>ににんの仲間　　　　　　　　　句集の申し込みは「ににん」へ</title>  
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      <title>伊丹竹野子第2句集『愛の花言葉　三六六日』</title>  
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      <description><![CDATA[<p>
  
<img class="IMAGE_LEFT" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/201204/05/71/f0141371_22123548.jpg" border="0" width="332" height="480" align="left"/><br/>
<br/>
「帯　文」<br/>
人は、陰と陽の不可思議な結びつきを得ることによって、愛に安らぎ・恋に身を焦がしつつ人生を全うします。<br/>
「愛を与え・恋を慈しむ」が人生の花！「愛の花言葉・三六六日」を、何卒ご笑読下さい。<br/>
<br/>
（本文三六六句から抜粋）<br/>
１月１日　福寿草（永遠の幸福）　　　　　　<br/>
ほのぼのと寿ぐものよ福寿草　　<br/>
2月2日　ムスカリ（黙っていても通じる人）　<br/>
ムスカリや笑みを絶やさぬつまの顔<br/>
３月１６日　沈丁花（甘味な思い出）　　　　　<br/>
沈丁の香に酔い痴れる恋の道<br/>
４月１５日　薔薇（愛を誓う）　　　　　　　　<br/>
薔薇園のばらデュエットの雨の中<br/>
５月１３日　都忘れ（強い意志）　　　　　　　<br/>
都忘れ身近に咲きて遠き花<br/>
６月１６日　沙羅の花（愛らしい人）　　　　　<br/>
相傘で待つや落花の沙羅双樹<br/>
７月１２日　煙草の花（孤独が好き）<br/>
禁断の木の実食べけり花煙草　<br/>
８月２８日　黒百合（恋・呪い）<br/>
黒百合のゆらりゆらりと闇夜かな<br/>
９月１５日　鬼百合（富の蓄積）<br/>
鬼百合のみな反り返る白昼夢<br/>
１０月１０日　茜草（私を思って）<br/>
逢へぬ日の朝な夕なの花茜<br/>
１１月１４日　紅花（大切な思い出）<br/>
妹山へ心猿放つ紅葉宿<br/>
１２月２７日　寒桜（憧れの人）<br/>
豊かなる乳房に見立て寒桜<br/>
<br/>
<br/>
　ーーあとがきよりーー<br/>
　二十数年前の正月、京都の知人宅を訪れたとき、隣家の千葉真一氏宅の玄関前に、鉢植えの福寿草が蕾を膨らませ、馥郁たる初春の悦びをもって迎えてくれた。新玉の寿ぎと相まって幸せな気持ちで眺めている内に、ほっと浮かんだのが『ほのぼのと寿ぐものよ福寿草』の一句である。その後『愛の歳時記』（黛まどか編著）に出合い、さらに、同人誌「ににん」に参加して間なしの頃に、代表の岩淵喜代子氏から頂いた色紙「逢ひたくて蛍袋に灯をともす」の一句が恋の句づくりに拍車をかけることになった。<br/>
　このような出合いを得てより今日まで「愛と恋」をテーマに据えて一句を積み重ねて来たものである。しかし、一年３６６日に仕分けするには、季節の移ろいに合わすことに無理のあることを否定することが出来ないが、<br/>
これからも、一期一会の出合いに、絵心・歌心を通わせ合い。人と自然に対して、優しく温かい思いやりのひと時を、一齣づつ積み重ねて行くことを生涯の課題として、歌詠み鳥に学び続けたいと思っている。<br/>
　花や花言葉は『花の大歳時記』（森澄雄監修）、『日本大歳時記』（水原秋櫻子・加藤楸邨・山本健吉監修）、『俳句の花図鑑』（榎本一郎監修）、『誕生花と幸福の花言葉３６６日』（徳島康之監修）そのほか、各種の俳句雑誌及びネット上の花言葉などから採用させて頂きましたことを記させて頂きます。<br/>
　句集の上梓にあたって、「文學の森」の皆さに格別のご指導を頂きました。厚く御礼申し上げます。<br/>
<br/>
平成２３年・春　一峯庵にて　　　　　　　　　　伊丹竹野子<br/>
<br/>
＊発行所：　株式会社「文學の森」　２０１１年<br/>
＊定　価：　本体　1、500円＋税
  
</p>]]></description>  
      <dc:subject>伊丹竹野子著書</dc:subject>  
      <dc:creator>owl1023</dc:creator>  
      <pubDate>Thu, 5 Apr 2012 22:13:54 +0900</pubDate>  
      <dc:date>2012-04-05T22:13:54+09:00</dc:date> 
    </item>  
    <item> 
      <title>評伝『頂上の石鼎』</title>  
      <link>http://owl1023.exblog.jp/12063378/</link>  
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      <description><![CDATA[<p>
  
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/200910/05/71/f0141371_0192085.jpg" border="0" width="222" height="320"/></center><br/>
<br/>

  
</p>]]></description>  
      <dc:subject>岩淵喜代子著書</dc:subject>  
      <dc:creator>owl1023</dc:creator>  
      <pubDate>Mon, 5 Oct 2009 0:20:03 +0900</pubDate>  
      <dc:date>2009-10-05T00:20:03+09:00</dc:date> 
    </item>  
    <item>
      <title><![CDATA[PR: 歓び。それはBMW。  BMW JOY キャンペーン]]></title>
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      <description><![CDATA[<table cellspacing="0" cellpadding="0"><tbody><tr><td align="center" valign="center"><a href="http://rss.rssad.jp/rss/ad/5amjU5CThluI/QVI9qQSkWGCy?type=2" target="_blank"><img alt="" style="border: 0;" border="0" src="http://rss.rssad.jp/rss/img/5amjU5CThluI/QVI9qQSkWGCy?type=3&ent=e7e2712ebca38e1f943416dc8819bdac"/></a></td><td> &nbsp; </td><td valign="top" > 今ならBMWラインアップの中から、お好きなBMW 100日間モニタープレゼント。 </td></tr></tbody></table><div style="font-size:10px;"><span style="padding-top:5px;"><br style="display:none"/><a href="http://www.rssad.jp/trendmatch/trendmatch.html">Ads by Trend Match</a></span><br/></div>]]></description>
      <pubDate>Mon, 5 Oct 2009 0:20:03 +0900</pubDate>
    </item>
    <item> 
      <title>句集『夢も希望も足元に』　　平林恵子 美研インターナショナル</title>  
      <link>http://owl1023.exblog.jp/10595203/</link>  
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      <description><![CDATA[<p>
  
<img class="IMAGE_LEFT" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/200903/20/71/f0141371_13252490.jpg" border="0" width="250" height="356" align="left"/><br/>
<br/>
優しく深いまなざしと知的ユーモアあふれる俳句集<br/>
　<br/>
足柄の地や旅先でみつけた、日々の風景や出会った人びと。独自の感性で紡がれる十七音に、著者の精緻な観察と鋭い知性を感じます。本人から語られるエッセイ「俳句の背景」も収録。句がより味わい深く感じられる一冊。<br/>
<br/>
　　　　<br/>
　　　　バレイタインー机に一つ柚子転ぶ<br/>
<br/>
　　　　糸口を知る皀莢につまづいて<br/>
<br/>
　　　　冬すみれ夢も希望も足元に
  
</p>]]></description>  
      <dc:subject>平林恵子著書</dc:subject>  
      <dc:creator>owl1023</dc:creator>  
      <pubDate>Fri, 20 Mar 2009 13:30:28 +0900</pubDate>  
      <dc:date>2009-03-20T13:30:28+09:00</dc:date> 
    </item>  
    <item> 
      <title>長嶺千晶句集『つめた貝』 ２００８年９月９日ふらんす堂刊</title>  
      <link>http://owl1023.exblog.jp/9006832/</link>  
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      <description><![CDATA[<p>
  
長嶺千晶第三句集　『つめた貝』<br/>
<img class="IMAGE_LEFT" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/200809/07/71/f0141371_15464370.jpg" border="0" width="250" height="365" align="left"/><br/>
自選１５句<br/>
蝌蚪過ぎるひとかたまりの蝌蚪のうへ<br/>
涼しさや香炉ひとつが違ひ棚<br/>
浮かび合ふことの愉しき冷し瓜<br/>
忘られて金魚は部屋に生きてをり<br/>
立ちしまま化粧ひて朝の涼しさよ<br/>
階段に鉄の隙間の薄暑かな<br/>
古今集ひらけば夜々に鳴く鶉<br/>
クレソンのあをあをと冬来りけり<br/>
午過ぎの寒き灯となる魚市場<br/>
水飲みて言はざる一語夜の雪<br/>
訣別や雪原に押す煙草の火<br/>
息白く喪服で壁に凭れゐる<br/>
日向ぼこして遠き日の吾に逢ふ<br/>
冬桜こころに篤き文の嵩<br/>
引鶴や日輪白く濁りたる<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
　「日常を磨く」　栞・小川軽舟<br/>
長嶺さんは日常生活の中で無理に背伸びすることもなく、その細部に丁寧に詩を見出していく。その姿勢が私は好きだ。<br/>
<br/>
　　　朝涼や片手で返すフライパン<br/>
　　　時かけて鍋釜磨く鵙日和<br/>
<br/>
　例えばこのような句。朝食のためにフライパンで炒め物をしている。片手で揺すって中身をぽんと返す。何度繰り返した行為だろう。油がなじんで、いかにも使い慣れたフライパンだ。そして、時間がたっぷりある晴れた日に、鍋釜をまとめて磨く。どれも愛着のある大事な道具である。<br/>
　こうした日常のありふれた断片が、朝涼や鵙日和の季語を得て詩になる。それは個人的な出来事が季語によって普遍性を得るということだ。私たちはこのようにして季語に出会うために毎日を暮らしている。季語と出会って詩になるのは一瞬のこと。その一瞬を待つために、日常の一齣一齣をおろそかにせず手入れしておくのだ。<br/>
<br/>
　　　本閉ぢていつもの時間水中花<br/>
　　　金木犀旅にあるごと目覚めけり<br/>
<br/>
　小説を読んでいる間は、その小説の時間の中にいる。本を閉じたとたんにその時間は止まる。現実の時間に戻ってゆくものうさの中で、コップの中の水中花のあざやかな色がくっきり見える。金木犀の句は午後のまどろみのあとであろうか。カーテンを揺らす風に金木犀の香りがする。いつもと変わらぬ昼下がりなのに、それは旅の時間のようにほんの少し日常から遊離している。日常というものがそれとは異なる時間や空間にゆるやかに接していることをこの二句から知らされる。<br/>
<br/>
　　　小春日や眼鏡はづして糸通す<br/>
<br/>
　長嶺さんは昭和三十四年生まれ。三十六年早生まれの私とは学年一つ違いの同世代である。この句は四十代終わりに近づいた者の実感である。近眼鏡をしたままでは手許が見えにくくなった。だから眼鏡を外して近くのものを見る。老眼鏡が要るわけではない。眼鏡を外せば見えるというところにささやかなユーモアと自愛がある。<br/>
<br/>
　　　 純情は真つ赤と思ふかき氷<br/>
<br/>
かき氷のシロップの合成着色料らしいあざやかな原色が目に浮かぶ。あの強烈な色は、女の子のまっすぐな純情の強さでもあったのだ。「純情は真つ赤」と言われると、恥じらいいで染まった頬やら、初潮の赤、破瓜の赤まで連想はめまぐるしく移ってたじろぐ。同時に「真つ赤な嘘」という言葉にも思いが及ぶ。純情は手ごわいのである。<br/>
<br/>
　　　大寺の屋根の端より雀の子<br/>
<br/>
大きな屋根の端で身をかたくしていた雀の子が、勇躍して飛び立った。ほかの参詣人は誰も見ていない。作者だけに見えたその構図は、大景の中の細部にきちんと焦点が合っている。細部があってこそ、全体がある。その世界の成り立ちを祝福する気分がうれしい。<br/>
<br/>
　　　チェロ弾くや独りに余る春灯<br/>
<br/>
独りでチェロを弾いている。部屋には惜しみなく春の灯が満ちている。うるわしい春宵を独り占めにするうれしさと分かち合う人のいない寂しさとが綯交ぜになっているようだ。<br/>
そしてその両面は、春灯という季語が本来備えているものなのだと気づく。<br/>
<br/>

  
</p>]]></description>  
      <dc:subject>長嶺千晶著書</dc:subject>  
      <dc:creator>owl1023</dc:creator>  
      <pubDate>Sun, 7 Sep 2008 15:47:39 +0900</pubDate>  
      <dc:date>2008-09-07T15:47:39+09:00</dc:date> 
    </item>  
    <item> 
      <title>宇陀草子句集『吉野口』　文学の森刊　平成２０年７月１日</title>  
      <link>http://owl1023.exblog.jp/8725749/</link>  
      <guid isPermaLink="true">http://owl1023.exblog.jp/8725749/</guid>  
      <description><![CDATA[<p>
  
<br/>
宇陀草子句集　『吉野口』<br/>
<br/>
<img class="IMAGE_LEFT" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/200807/29/71/f0141371_2363399.jpg" border="0" width="250" height="359" align="left"/><br/>
<br/>
自選十句<br/>
ショパン聴く朝あぢさゐに風あふれ<br/>
虹消えて巌頭に裸かゞやかす<br/>
小走りに人ゆくおぼろ宇陀郡<br/>
稲架解いて亀石に日のあたりけり<br/>
一陣の野火立ちあがる吉野口<br/>
毛皮着て即身仏にみつめらる<br/>
獅撃ちの腰にはねたる守り札<br/>
亀鳴くや自称「裕」の終の弟子<br/>
深吉野の山彦自在に秋の空<br/>
冬晴れの鳶よくひびく裕句碑<br/>
<br/>
序に代えて　　原裕<br/>
<br/>
　　　鵙日和寺の障子の両開き<br/>
　石鼎顕彰の集いでも、大会に先立ち東吉野村天照寺において盛大な法要がこころゆくまで催されたが、この句は鵙晴れの大気を大きく吸い込んで法事のこころを見事に演出している。「寺の障子の半開き」で、開け放たれた寺座敷が清潔に感じられる。<br/>
<br/>
　　　毛皮着て即身仏にみつめらる<br/>
今月の作品は、いずれも出羽三山詣の折りの作品であるが、俳句作りとしての信念が通っている力作である。<br/>
<br/>
　　　杉の間の雪山彦や羽黒山<br/>
　　　即身仏雪かぎりなき出羽の国<br/>
　　　毛皮着て即身仏にみつめらる<br/>
　　　白鳥の羽搏ち頭上に最上川<br/>
　　　雪嶺となりて鳥海山くれゆけり<br/>
　　<br/>
　とくに「即身仏」に対してのまなざしはきびしく、それが自己の内面を照らし出しているところに俳人(創作者)としての、仏に向う真摯な姿勢が、作品をゆたかなものにしている。<br/>
　「即身仏雪かぎりなき出羽の国」は芭蕉も訪れたこの風土への渾身の挨拶の中で即神仏への呼びかけがうかがえ、また「毛皮着て即身仏にみつめらる」には、この世、あの世をへだてて即神仏と対峙している作者が浮び上がる。ドラマチックな構成に工夫がみられ自立した作品に仕上げている。<br/>
<br/>
　　　猪撃ちの腰にはねたる守り札　　<br/>
　　<br/>
　「猪撃ち」は山国の人々の生活であるが、作者はそこにかけがえのない季節の命を見出す。<br/>
　　「腰にはねたる守り札」を見逃すことのなかった作者の心眼にふれる思いがする。　<br/>
<br/>
鹿火屋誌より転載
  
</p>]]></description>  
      <dc:subject>宇陀草子著書</dc:subject>  
      <dc:creator>owl1023</dc:creator>  
      <pubDate>Tue, 29 Jul 2008 2:40:56 +0900</pubDate>  
      <dc:date>2008-07-29T02:40:56+09:00</dc:date> 
    </item>  
    <item> 
      <title>岩淵喜代子句集発刊　東京四季出版 2008年２月4日刊</title>  
      <link>http://owl1023.exblog.jp/7269387/</link>  
      <guid isPermaLink="true">http://owl1023.exblog.jp/7269387/</guid>  
      <description><![CDATA[<p>
  
第四句集『嘘のやう影のやう』　<br/>
<img class="IMAGE_LEFT" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/200807/29/71/f0141371_3255622.jpg" border="0" width="200" height="298" align="left"/><br/>
<br/>
<br/>
１２句抄<br/>
草餅を食べるひそけさ生まれけり<br/>
薔薇園を去れと音楽鳴りわたる<br/>
針槐キリスト今も恍惚と<br/>
嘘のやう影のやうなる黒揚羽蝶<br/>
緑蔭に手持ち無沙汰となりにけり<br/>
雫する水着絞れば小鳥ほど<br/>
三角は涼しき鶴の折りはじめ<br/>
運命のやうにかしぐや空の鷹<br/>
雪吊の雪吊ごとに揺れてゐる<br/>
秋霖の最中へ水を買ひに出る<br/>
白鳥に鋼の水の流れけり<br/>
古書店の中へ枯野のつづくなり<br/>
<br/>
<br/>
栞　斉藤慎爾　<br/>
「嘘のやう影のやう」へのオード　〈陸沈〉の佳人<br/>
岩淵喜代子さんには〈陸沈〉の人という印象がある。これまでの俳壇のパーティで数回お会いしているが、初めて会った折に受けたその印象は少しもかわらない。「パーティ」と〈陸沈〉―ー<br/>
これは矛盾しているであろうか。そう反論する人もいるかもしれないが、私にとってはごく自然のことである。<br/>
<br/>
〈陸沈〉について小林秀雄の還暦の感想を借りれば、「‥‥‥孔子は陸沈といふ面白い言葉を使って説いてゐる。世間に捨てられるのも、世間を捨てるのも易しい事だ。世間に迎合するのも水に自然と沈むやうなものでもつとも易しいが、一番困難で、一番積極的な生き方は、世間の真中に、つまり水無きところに沈む事だ、と考へた」（『考えるヒント』「還暦」）ということになる。むろん「パーティ」は世間の真中」ではないが、「世間」であることも事実である。孤独な世界、さしあたって、（俳人たちに背をむけた世界）を歩こうと決意した人間がいて、彼がやむなくパーティに出ざるを得ぬことも現世にはままあるのである。<br/>
<br/>
　新句集『嘘のやう影のやう』の「あとがき」で、岩淵さんは立冬の頃、出羽の霊山・月山に登った折の挿話を披瀝されている。掌文ながら、読む物の精神の襟を正さしむるような凛とした内容に富む。頂上を目指したのは、当時４０代だった「鹿火屋」主宰の原裕を加えた男性三人と岩淵さん。「芭蕉が月山に登ったのは、僕と同じ歳だったよね」とぽつりと呟く原裕氏。原氏に比して「私はもっと若かったから、その年齢差も手伝って、当時でも偉大な貫禄のある俳人という受け止め方をしていた」と岩淵さん。そして「月山は橅類ばかりで、山を登るたびに透明度の増す黄葉が美しかった」という静寂なる一行が置かれる。<br/>
<br/>
　私はこの絶景に師弟道もしくは俳句道というものの比喩を見る。月山の頂上という「聖なるもの」を目指す師弟の心の深まりの距離、時間の暗示を見る。月山という此の世ならぬ幽明の世界を背景にしているだけに、この挿話は心に響く。山＝師に対して自己を低める敬虔、怖れ。「神に向かっておのれを低める」ことを生涯の試練とした詩人ポール・クローデルは、アンドレ・ジイドに向っておのれがいかに低い、小さな存在であるかを知ることができる」と述べたという。クローデルのいう神を師に換喩し、私は岩淵さんと原裕氏や川崎展宏氏との絶対的な関係を羨望する。「自己を低める」ことが陸沈の所作であることはいうまでもない。<br/>
<br/>
　『嘘のやう影のやう』一巻にはいまや自身が人の師たる資格を十分に合わせ持つに到った岩淵喜さんの死生一如の精神が蒼白い隣光を放っている。敢えて十八句を録しておきたい。
  
</p>]]></description>  
      <dc:subject>岩淵喜代子著書</dc:subject>  
      <dc:creator>owl1023</dc:creator>  
      <pubDate>Mon, 14 Jan 2008 21:08:43 +0900</pubDate>  
      <dc:date>2008-01-14T21:08:43+09:00</dc:date> 
    </item>  
    <item> 
      <title>句集</title>  
      <link>http://owl1023.exblog.jp/6856694/</link>  
      <guid isPermaLink="true">http://owl1023.exblog.jp/6856694/</guid>  
      <description><![CDATA[<p>
  
上田禎子　第一句集『二藍』<br/>
<img class="IMAGE_LEFT" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/200711/16/71/f0141371_13584552.jpg" border="0" width="304" height="400" align="left"/><br/>
自選十句<br/>
　少年を見舞ふ車座赤のまま<br/>
　パラソルをさしてモネの絵の風の中<br/>
　新しき箸を揃へぬ星の妻<br/>
　藁塚や只見川にかかる橋いくつ<br/>
　きさらぎの風の街道獅子座まで<br/>
　水温む葉刷子立ての亡夫のもの<br/>
　月を待つ清貧家族膝揃へ<br/>
　業平忌レモンの色の指輪買ふ<br/>
　ミントの葉折りて秋の日遊ぶかな<br/>
　賀茂祭馬をなだめて発ちにけり<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
取り合わされた二つの物（事）の間に立つエーテル状のものに心を打たれる。例えば「業平忌」の一句。その業平忌と、「レモンの色の指輪買ふ」のフレーズは、本来まったく関係のないことだが、作者にはそれが適うと思える。これも私が日頃から言う「心の色」なのである。その心の色こそが先に書いた「個の発現」ということになる。榎本好宏「序に代えて」より<br/>
<br/>
目次より<br/>
旅の夜を線香花火で閉ぢにけり<br/>
あをあをと硝子の空を帰燕かな<br/>
紅葉狩り吾に棲みつく天邪鬼<br/>
夜の秋蝶々魚はしあはせか<br/>
雪催タイ料理でも食べに行こ<br/>
　　　　　　　　　　　　　　　　　<br/>
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　角川書店　　　　２００７年刊
  
</p>]]></description>  
      <dc:subject>上田禎子著書</dc:subject>  
      <dc:creator>owl1023</dc:creator>  
      <pubDate>Fri, 16 Nov 2007 14:01:32 +0900</pubDate>  
      <dc:date>2007-11-16T14:01:32+09:00</dc:date> 
    </item>  
    <item> 
      <title>アンソロジー</title>  
      <link>http://owl1023.exblog.jp/5897087/</link>  
      <guid isPermaLink="true">http://owl1023.exblog.jp/5897087/</guid>  
      <description><![CDATA[<p>
  
新刊紹介『こころ彩』<br/>
十四人の詩作家と絵本作家の山内マスミ氏のコラボレーション<br/>
<br/>
<img class="IMAGE_LEFT" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/200707/16/71/f0141371_10585585.jpg" border="0" width="240" height="315" align="left"/><br/>
<br/>
収録作家・平林恵子作品<br/>
<br/>
　　バレンタインデー机に一つ柚子転ぶ<br/>
　　風鈴を吊るす日和を待ちゐたり<br/>
　　真っ白な風の敷布に蜻蛉来る<br/>
　　飛びたくてならぬ落葉を袋詰め<br/>
　　冬すみれ夢も希望も足元に<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
2007年発行　美研インターナショナル・発売　星雲社　
  
</p>]]></description>  
      <dc:subject>平林恵子著書</dc:subject>  
      <dc:creator>owl1023</dc:creator>  
      <pubDate>Mon, 16 Jul 2007 11:03:24 +0900</pubDate>  
      <dc:date>2007-07-16T11:03:24+09:00</dc:date> 
    </item>  
    <item> 
      <title>句集</title>  
      <link>http://owl1023.exblog.jp/5824092/</link>  
      <guid isPermaLink="true">http://owl1023.exblog.jp/5824092/</guid>  
      <description><![CDATA[<p>
  
伊丹竹野子著　句集　『ら・ら・ら恋蛍』<br/>
<br/>
帯文　人は、生まれてから死ぬまで、恋路を辿りつつ生きています。<br/>
　　　　想像から体験へ！　体験から願望へ！　と発情してゆく恋の魔性を赤裸々に、<br/>
　　　　十七文字に託して贈る「恋の歳時記」第一弾をご笑読下さい。<br/>
<br/>
<img class="IMAGE_LEFT" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/200707/07/71/f0141371_18341493.jpg" border="0" width="240" height="320" align="left"/><br/>
句集抜粋<br/>
　　B面の夏に焦がれし良夜かな<br/>
　　昆陽池から琵琶湖へ鴨の百夜かな<br/>
　　侘助や男にもある悩みごと<br/>
　　逸物を握り締めたる手の温くみ<br/>
　　あのときの阿吽の呼吸春満月<br/>
　　恋さんを迎へ入れたる冬至風呂<br/>
　　朝日子に身を俏しゐる実梅かな<br/>
　　立待やきみのあそこはぼくのもの<br/>
　　花冷の乳房にかほを埋めてをり<br/>
　　耳朶を噛むや星降る皇子山<br/>
　　百夜への山険ひとつ初しぐれ<br/>
　　あるときはグラヂオラスのやうな恋<br/>
<br/>
日本文学館　2005年刊
  
</p>]]></description>  
      <dc:subject>伊丹竹野子著書</dc:subject>  
      <dc:creator>owl1023</dc:creator>  
      <pubDate>Sat, 7 Jul 2007 19:01:36 +0900</pubDate>  
      <dc:date>2007-07-07T19:01:36+09:00</dc:date> 
    </item>  
    <item> 
      <title>句集</title>  
      <link>http://owl1023.exblog.jp/5818304/</link>  
      <guid isPermaLink="true">http://owl1023.exblog.jp/5818304/</guid>  
      <description><![CDATA[<p>
  
辻村麻乃第一句集『プールの底』                       <br/>
<br/>
<img class="IMAGE_LEFT" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/200707/11/71/f0141371_8363883.jpg" border="0" width="250" height="304" align="left"/><br/>
<br/>
プールの底十句抄<br/>
　　　摘むうちに少女消えゆく蛇苺　　<br/>
　　　音もなくプールの底の青さかな　<br/>
　　　はしやぐ子らメロンの息のおしやべりして<br/>
　　　足元に子を絡ませて髪洗ふ　<br/>
　　　日を受くる形で咲けり曼珠沙華　<br/>
　　　壁と床交はる所秋夕焼　<br/>
　　　長き夜が暗くて深い穴となる　<br/>
　　　一輪をきちつと咲きし桔梗かな<br/>
　　　黒ブーツ黒ブーツ姉妹帰宅せり　<br/>
　　　をかしくてをかしくて風船は無理<br/>
<br/>
　子育て真っ最中の母親として、子供をすこやかに、かがやかに詠んでいる、その感性の輝きをうらやましく思った。そして、表現が日常語でありながら、日常を越えて新しい世界に飛び立とうとしている言葉たちを上手に使っている新鮮さを覚えた。      茨木和生（「序」より）<br/>
<br/>
　プールの底では、人は何も聞こえず、光は上ら差し込んでくるだけだ。私は、まるでプールの底にいるような心地で、句を掴もうとしている最中なのである。    作者あとがきより<br/>
<br/>
2006年角川書店
  
</p>]]></description>  
      <dc:subject>辻村麻乃著書</dc:subject>  
      <dc:creator>owl1023</dc:creator>  
      <pubDate>Fri, 6 Jul 2007 23:25:07 +0900</pubDate>  
      <dc:date>2007-07-06T23:25:07+09:00</dc:date> 
    </item>  
    <item> 
      <title>句集</title>  
      <link>http://owl1023.exblog.jp/5818276/</link>  
      <guid isPermaLink="true">http://owl1023.exblog.jp/5818276/</guid>  
      <description><![CDATA[<p>
  
<br/>
平林恵子句集『チョコレート口に小春日臨時列車』<br/>
<br/>
<img class="IMAGE_LEFT" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/200708/11/71/f0141371_1927436.jpg" border="0" width="250" height="342" align="left"/><br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<center><img class="IMAGE_MID" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/200708/11/71/f0141371_19544123.jpg" border="0" width="450" height="340"/></center><br/>
最近、ウキウキしてますか？<br/>
女友達とパリオペラ座で迎えたお正月<br/>
コーヒー片手に真夏の風を受ける午後<br/>
たくさんの心はずむ光景に出会える軽妙洒脱な俳句集<br/>
<br/>
ににんの仲間山内美代子さんの絵がそれぞれのページを一層楽しませてくれる<br/>
句画集と言える。<br/>
　　　<br/>
　　　湯上りの素足をくづす雛の間<br/>
　　　火柱をあげしステーキ春動く<br/>
　　　二た三言かはしたき人さるすべり<br/>
　　　ボクシングジム点りおり十三夜<br/>
　　　弄ぶ恋があるらし温め鳥<br/>
<br/>
<br/>
発売　美研インターナショナル
  
</p>]]></description>  
      <dc:subject>平林恵子著書</dc:subject>  
      <dc:creator>owl1023</dc:creator>  
      <pubDate>Fri, 6 Jul 2007 23:22:50 +0900</pubDate>  
      <dc:date>2007-07-06T23:22:50+09:00</dc:date> 
    </item>  
    <item> 
      <title>共著</title>  
      <link>http://owl1023.exblog.jp/5818192/</link>  
      <guid isPermaLink="true">http://owl1023.exblog.jp/5818192/</guid>  
      <description><![CDATA[<p>
  
「四季吟詠句集」　牧野洋子　<br/>
<img class="IMAGE_LEFT" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/200708/05/71/f0141371_12582879.jpg" border="0" width="200" height="290" align="left"/><br/>
自薦１０句<br/>
<br/>
　　　雪の午後読み継ぐ本を読み尽くし<br/>
　　　まんさくの花びら動く日曜日<br/>
　　　啓蟄や真白き船の客となる<br/>
　　　吾雛はピアノの上にをさまりぬ<br/>
　　　亀鳴くや男は赤き花を買ふ<br/>
　　　水滴を一滴保つ木の芽かな<br/>
　　　内緒話みな聞こえそう月の道<br/>
　　　枯野原野菊ばかりに陽の当たる<br/>
　　　どの部屋も明かりの灯る冬休み<br/>
　　　侘助や座敷に足袋の擦れる音<br/>
<br/>
　　　　　　　　　　　　　四季出版刊
  
</p>]]></description>  
      <dc:subject>牧野洋子著書</dc:subject>  
      <dc:creator>owl1023</dc:creator>  
      <pubDate>Fri, 6 Jul 2007 23:14:19 +0900</pubDate>  
      <dc:date>2007-07-06T23:14:19+09:00</dc:date> 
    </item>  
    <item> 
      <title>句集</title>  
      <link>http://owl1023.exblog.jp/5815589/</link>  
      <guid isPermaLink="true">http://owl1023.exblog.jp/5815589/</guid>  
      <description><![CDATA[<p>
  
現代俳句文庫ー５７　『岩淵喜代子句集』　　   <br/>
<br/>
<img class="IMAGE_LEFT" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/200707/06/71/f0141371_184672.jpg" border="0" width="250" height="363" align="left"/><br/>
<br/>
収録句集<br/>
<br/>
『朝の椅子』<br/>
『螢袋に灯をともす』<br/>
『硝子の仲間』<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
解説　『眼力と時間』　　　　　　　藤原龍一郎<br/>
　　　　<br/>
　　　　『「我」を遠くへ』　　　　　　池田澄子<br/>
<br/>
エッセイ『　文体は思想』　　　　　岩淵喜代子<br/>
<br/>
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2005年　　ふらんす堂刊<br/>

  
</p>]]></description>  
      <dc:subject>岩淵喜代子著書</dc:subject>  
      <dc:creator>owl1023</dc:creator>  
      <pubDate>Fri, 6 Jul 2007 17:46:13 +0900</pubDate>  
      <dc:date>2007-07-06T17:46:13+09:00</dc:date> 
    </item>  
    <item> 
      <title>句集</title>  
      <link>http://owl1023.exblog.jp/5815572/</link>  
      <guid isPermaLink="true">http://owl1023.exblog.jp/5815572/</guid>  
      <description><![CDATA[<p>
  
宮城雅子第一句集『薔薇園』　　　文学の森社刊<br/>
<br/>
<img class="IMAGE_LEFT" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/200708/26/71/f0141371_9395952.jpg" border="0" width="240" height="340" align="left"/><br/>
<br/>
　　<br/>
　<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
『薔薇園』収録作品より<br/>
<br/>
　　老人の日の車座の中にあり<br/>
　　東をどりの妓がタクシーへ手を振りぬ<br/>
　　薔薇園のベンチに数学解く乙女<br/>
　　白磁壷どこも正面秋桜<br/>
　　本堂の暗きに慣れて汗拭ふ<br/>
　　望遠レンズ互に覗く冬帽子<br/>
　　満席の五月の空の観覧車<br/>
　　人影の動くに揺るる冬牡丹<br/>
　　人の目を恋うて近づく神の鹿<br/>
　　水底の浅蜊鳴き出す日暮時<br/>
<br/>
<br/>
   跋  　「樹の会」の仲間たち　　　　　　　岩淵喜代子　<br/>
　<br/>
　宮城雅子さんのことを語るには、私と一緒に参加していた「樹の会」の紹介が一番手っ取り早いのである。ことに、そこで作ったアンソロジーに記したあとがきが、会のありようを伝えているので、全文を引くことにした。<br/>
　<br/>
　「樹の会」は不思議な集まりである。会が存続すれば湧いてくるはずのざわめきがない。会が続けば当然起こるはずの馴れ合いが生まれない。<br/>
何んとも静かな集まりである。<br/>
　ひたすら原裕先生のご指導に耳を傾ける場であった。<br/>
　しかし、その静かさも、十年の歳月を重ねてきたということになれば、ただの静かさではない。その証拠に、いつ誰がともなく十年の折目をつけたいという意見が結集して、このようなアンソロジーが生まれることになった。　　　　　　<br/>
　 （１９９２年７月「樹の会」あとがきより岩淵喜代子）<br/>
<br/>
　アンソロジーといっても、会員の句を三六五日の暦に編集したもので、今見直してみてもユニークな企画だった。<br/>
　宮城さんもみんなと同じように、黙々と会場に現れ、終ればまた深々と頭を下げて会場を出て行く月日を重ねていた。会は十周年のあとも続いていた。しかし、原先生の体調が思わしくなくなって、わたしたちのほうでご来駕を危ぶんでいたが、辞めるとはおっしゃらなかった。だが、その後さらに病状が進んで会は解散せざるを得なかった。<br/>
　宮城さんはそれを機に鹿火屋会をも遠ざかって、音信も絶えていた。それが今年の夏、突然、そのときの原先生の目を通してくださった作品を纏めたいという意を伝えてきた。　　そして、その句集をばねにして「ににん」で俳句を作っていきたいという意思を述べられた。<br/>
<br/>
　　老人の日の車座の中にあり<br/>
　　東をどりの妓がタクシーへ手を振るぬ<br/>
　　薔薇園のベンチに数学解く乙女<br/>
 　 本堂の暗きに慣れて汗拭ふ<br/>
　　望遠レンズ互に覗く冬帽子<br/>
　　満席の五月の空の観覧車<br/>
　　人影の動くに揺るる冬牡丹<br/>
　　登り口いくつもありて山法師<br/>
　　人の目を恋うて近づく神の鹿<br/>
　　水底の浅州鳴き出す日暮時<br/>
　　サングラスに映る街並み異国めく <br/>
<br/>
　これらはすべて原裕先生の選を受けた俳句である。先生の真撃な生き方を学んだ一集である。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<br/>
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<br/>
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成十六年十月吉日<br/>
 <br/>
<br/>
 （平成16年12月１８日発行・株式会社文學の森・句集『薔薇園』宮城雅子）
  
</p>]]></description>  
      <dc:subject>宮城雅子著書</dc:subject>  
      <dc:creator>owl1023</dc:creator>  
      <pubDate>Fri, 6 Jul 2007 17:42:18 +0900</pubDate>  
      <dc:date>2007-07-06T17:42:18+09:00</dc:date> 
    </item>  
    <item> 
      <title>句集</title>  
      <link>http://owl1023.exblog.jp/5815562/</link>  
      <guid isPermaLink="true">http://owl1023.exblog.jp/5815562/</guid>  
      <description><![CDATA[<p>
  
平林恵子第一句集　『秋冷の竹』　　　<br/>
<br/>
<img class="IMAGE_LEFT" src="http://pds2.exblog.jp/pds/1/200708/11/71/f0141371_19291441.jpg" border="0" width="244" height="348" align="left"/><br/>
<br/>
<br/>
帯文　　塩田丸男<br/>
　平林恵子さんの俳句は、ひと口でいうと「一念の俳句」である。つらぬき通す美しさを持っている。これは最近の日本人にもっとも欠けているものではないだろうか。多分、お人柄によるものだろう。一句一句の良し悪しよりも句集一巻を読みおわったあとの感興がよかった。心に沁みた。これからもぜひ、一念をつらぬき通してください。<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
<br/>
跋　背筋の見える人　　岩淵喜代子<br/>
　平林恵子さんのことに触れるには、わたしの俳句入門の時期あたりから語らなければならない。<br/>
　それは、一九七五年頃だった。「鹿火屋」という文字の読み方にさえ戸惑っていた頃である。<br/>
　その「鹿火屋」誌の巻頭近くにいつも輝いていた一人に、平林恵子さんがいた。<br/>
　ほかに私が覚えているのは、中山一路さん、長谷川貴枝さん、永島理江子さん、椎橋清翠さん、美馬和代さん直江るみ子さん、川村和子さん等、そのすぐ後で浮上してきたのが、小室義弘さん、北沢瑞史さん等であった。鹿火屋の外側の人たちでも、この名前を知っていると頷く人は多い筈だ。　<br/>
　だが、いつこれらの人たちが消えたのか、その消え際は見ていないまま、気がつけばそれらの半数以上の名が、その数年後に消えていた。消えていたというのは、浮上した新人に座を奪われたのではない。誌上から消えていったのである。<br/>
　現在、鹿火屋誌上に名前を残しているのは、中山一路さんだけである。<br/>
　その先輩たちの流麗な俳句に、私も感化されて育ったと思っている。<br/>
　これらの仲間の中でも平林さんの句風は、理知的で硬質で、鮮明な輪郭を持っていた。<br/>
<br/>
　　雨意のおく再びまみゆ吉野藤<br/>
　　祝ごとの母の姉妹や切山椒<br/>
　　焚く中の松の匂ひに冴え返る<br/>
　　音読の背なに重ねし青網戸<br/>
　<br/>
　ひたすら、鹿火屋の伝統を継承していた原コウ子に育てられたこの作家の緻密な表現は見事である。<br/>
<br/>
　　秋冷の竹を眺むるあとずさり<br/>
<br/>
　この句が、まだ主宰になって間のな原裕先生の鑑賞で提示されたときの印象は忘れられない。<br/>
　ただただ真っ青な竹林の前に立つ作者の、俳句への厳しい姿勢を見たような気がした。<br/>
　私は、平林さんと同じ歳である。それが、お互いの親近感となって、何度も旅を重ねている。これからも、いろいろ旅に同行させていただきたいと思っている。<br/>
<br/>
　　二〇〇四年　盛夏　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<br/>
<br/>
２００５年　　文学の森社刊
  
</p>]]></description>  
      <dc:subject>平林恵子著書</dc:subject>  
      <dc:creator>owl1023</dc:creator>  
      <pubDate>Fri, 6 Jul 2007 17:40:44 +0900</pubDate>  
      <dc:date>2007-07-06T17:40:44+09:00</dc:date> 
    </item> 
  </channel> 
</rss>

